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冷凍鯖の焼き方はグリルで解凍なしが正解!ふっくら焼くコツ

冷凍鯖の焼き方はグリルで解凍なしが正解!ふっくら焼くコツ 魚介類の下ごしらえ

こんにちは。下ごしらえ.com 運営者の「ゆたりん」です。

冷凍庫にストックしておくと便利な鯖ですが、いざ食べようと思ったときに解凍する時間がなくて困ったことはありませんか。

実は冷凍鯖は解凍せずにグリルでそのまま焼いたほうが、旨味が逃げずふっくら美味しく仕上がることをご存じでしょうか。

夕食の準備に時間をかけられない時でも、凍ったまま魚焼きグリルに入れるだけで、まるで生から焼いたような絶品の焼き魚が完成します。

今回は焼き時間の目安やアルミホイルを使った焦げ付かないテクニック、さらに生焼けを防ぐ確認方法など、失敗しないためのポイントを詳しくご紹介します。

  • 解凍せずに焼くことで旨味成分であるドリップの流出を防げる
  • 魚焼きグリルを使う際の最適な予熱方法と焼き時間の目安
  • アルミホイルを活用して皮をパリッとさせつつ後片付けも楽にする技
  • 生焼けや臭みを防いでふっくらジューシーに仕上げる裏ワザ
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冷凍鯖の焼き方はグリルで解凍せずに焼くが正解

冷凍鯖の焼き方はグリルで解凍せずに焼くが正解

ここでは、なぜ冷凍鯖を解凍せずに焼いたほうが良いのか、その具体的な理由と、実際にグリルで焼く際の基本的な手順について紹介していきます。

予熱の重要性やアルミホイルの使い分けなど、知っておくと仕上がりに差が出るポイントを順を追って見ていきましょう。

解凍せずそのまま焼くメリット

冷凍された鯖を焼く際、多くの方が「まずは冷蔵庫で解凍してから」と考えがちですが、実は「凍ったまま焼く」のが美味しさの秘訣だったりします。

なぜなら、魚を解凍する過程で、旨味成分を含んだ「ドリップ(赤い汁)」が出てしまいがちだからです。

このドリップが出てしまうと、焼いた後に身がパサついたり、魚特有の生臭さが強くなってしまう原因になります。

特に塩鯖のように下味がついているものは、凍ったままグリルに入れたほうが、身の中に水分と脂が留まりやすく、焼き上がりが驚くほどふっくらジューシーになります。

また、忙しい夕方の時間帯に「解凍を待つ時間」が省略できるのも大きなメリットですよね。
「解凍し忘れた!」と焦る必要はなく、むしろそれが正解なのだと自信を持ってそのままグリルへ運んでください。

ここがポイント

解凍によるドリップ流出を防ぐことで、鯖本来の脂と旨味をキープできます。
時短にもなり一石二鳥です。

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魚焼きグリルの予熱の重要性

魚焼きグリルの予熱の重要性

フライパン調理では予熱をしないこともありますが、魚焼きグリルを使って冷凍鯖を焼く場合予熱は必須の工程です。

庫内が冷たい状態から焼き始めると、網の温度が上がるまでに時間がかかり、その間に魚の皮が網にくっついてボロボロになってしまう可能性が高くなります。

あらかじめ強火で2〜3分ほどグリルを空焚きして庫内の温度を上げておくことで、魚の表面を一気に焼き固めることができます。

これにより、皮が網にくっつくのを防ぐだけでなく、魚の内部に旨味を閉じ込める効果も期待できるんです。

特に冷凍の魚は中心温度が低いため、庫内温度が低いとなかなか火が通らず、結果として水分が抜けてパサパサになってしまうことも。

美味しい焼き魚を目指すなら、魚を入れる前の「ちょっとした待ち時間」を惜しまないようにしましょう。

焼き時間の目安と火加減

焼き時間の目安と火加減

冷凍鯖を焼く際の火加減と時間は、グリルの種類(片面焼きか両面焼きか)によって多少異なりますが、基本的には「弱めの中火」でじっくり焼くのが鉄則です。

強火すぎると、中が凍ったまま表面だけが黒焦げになってしまう「生焼け」のリスクが高まるからです。

一般的な目安としては、片面焼きグリルの場合、予熱後に皮目を下(あるいは上、機種による)にして入れ、約8分〜10分ほど焼きます。

両面焼きグリルの場合は、7分〜9分程度が目安になります。
ただし、鯖の厚みや冷凍状態によって火の通り加減は変わりますので、必ず様子を見ながら時間を調整してください。

もし表面が良い色に焼けているのに中がまだ冷たい場合は、焦げ防止のためにアルミホイルを被せて、さらに弱火で2〜3分追加加熱すると良いでしょう。

注意点

IHやガスコンロのオートメニュー(切り身・干物モード)を使う場合は「強め」設定ではなく「標準」または「弱め」から試すのが安全です。

アルミホイルで焦げを防ぐ技

アルミホイルで焦げを防ぐ技

魚焼きグリルで冷凍鯖を焼く際、最強の味方となってくれるのがアルミホイルです。

特に味噌漬けやみりん干しなどの焦げやすい味付け鯖を焼く場合、直火だとあっという間に真っ黒になってしまいます。

そんな時は、一度くしゃくしゃにしてから広げたアルミホイルを網の上に敷いて焼くと良いでしょう。

くしゃくしゃにすることで、魚とホイルの接地面が減り、皮がくっつきにくくなる効果があります。

また、余分な脂がホイルの溝に落ちるので、揚げ焼きのようにならず、比較的さっぱりと焼き上げることができます。

さらに、焼きあがる直前に「ちょっと焦げ目がつきすぎかな?」と思ったら、上からふんわりとアルミホイルを被せることで、熱は通しつつ直火を遮断し、理想的な焼き色をキープすることが可能です。

皮をパリッと仕上げるコツ

皮をパリッと仕上げるコツ

焼き魚の醍醐味といえば、やっぱりパリッと焼けた皮ですよね。
冷凍鯖でもあの食感を再現するには、「皮目に油または酢を塗る」というひと手間が効果的です。

キッチンペーパーに少量のサラダ油やお酢を含ませ、凍った鯖の皮目にサッと塗ってから焼いてみてください。

油を塗ることで温度が上がりやすくなり、揚げたようなパリパリ感が生まれます。
お酢の場合は、タンパク質を変性させる作用で網にくっつきにくくなり、結果として皮が破れずにきれいに焼き上がります。

また、片面焼きグリルの場合は、盛り付ける際に表になる「皮側」からではなく、身の側から焼くのが一般的ですが、皮をパリッとさせたい場合は、仕上げの最後の1〜2分で皮側を強火で炙るのも一つの手です。

水分をしっかり飛ばすことが、ベチャッとさせない最大のポイントですよ。

塩鯖と生鯖での焼き方の違い

塩鯖と生鯖での焼き方の違い

冷凍鯖には、あらかじめ塩味がついている「塩鯖」と、何も味付けされていない「生鯖(真鯖など)」がありますが、これらは少し扱いが異なります。

塩鯖は塩分によって身が締まっており、余分な水分が抜けやすいため、冷凍のまま焼いても比較的失敗が少ない食材です。
そのままグリルへ直行でOKです。

一方、冷凍の生鯖を調理する場合は、焼く直前に一工夫が必要です。
凍った状態のまま、表面に軽く塩を振ってから焼くことをおすすめします。

これを「化粧塩」と言ったりしますが、焼いている間に塩が馴染み、臭みを含んだ水分が外に出やすくなると同時に、程よい塩味がつきます。

また、生鯖は塩鯖に比べて脂の乗り方が個体差などで異なるため、焼きすぎるとパサつきやすい傾向があります。

焼き時間は気持ち短めに設定し、余熱で火を通すイメージを持つとしっとり仕上がります。

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グリルを使った冷凍鯖の焼き方と美味しくする技

グリルを使った冷凍鯖の焼き方と美味しくする技

後半では、さらに一歩進んで、面倒な網へのこびりつきを防ぐ裏ワザや、生焼けを防ぐ確認方法、そして一番の悩みであるグリルの後片付けを楽にする方法など、実践的なテクニックをご紹介します。

網にくっつかない裏ワザ

魚焼きグリルを使う上で最大のストレスといえば、網に皮がくっついて身が崩れてしまうことですよね。

これを防ぐためのクラシックかつ最強の方法が、「お酢」または「油」を網に塗ることです。
予熱をする前の冷たい網に、キッチンペーパーを使ってお酢かサラダ油を薄く塗っておきましょう。

お酢に含まれる成分が網の金属と反応し、魚のタンパク質が凝固してくっつくのを防いでくれます。

また、十分に予熱をして網をカンカンに熱くしておくことも、物理的にくっつきを防ぐ基本中の基本です。

もしそれでも不安な場合は、魚焼きグリル専用の「くっつかないホイル」や「グリルストーン」といった便利グッズを活用するのも賢い選択です。

特に冷凍鯖は水分が出やすいため、くっつき対策をしておくと仕上がりの美しさが格段に変わります。

豆知識

網にお酢を塗っても、焼いている間に酸味は飛んでしまうので、鯖の味が酸っぱくなることはありません。

中まで火が通ったかの確認

中まで火が通ったかの確認

冷凍の厚切り鯖などは、見た目は美味しそうに焼けていても、中心部分はまだ冷たい…なんてことが起こりがちです。

これを防ぐために、焼き上がったかな?と思ったら必ず確認作業を行いましょう。
一番確実なのは、竹串や爪楊枝を身の一番分厚い部分に刺してみることです。

スッと抵抗なく串が通り、抜いた串を自分の下唇や手の甲に当ててみて「温かい」または「熱い」と感じれば、中までしっかり火が通っています。

逆に、串が冷たいと感じたり、中から透明ではなく濁った汁が出てくるようであれば、加熱不足のサインです。

その場合は、焦げ防止のアルミホイルを被せて、弱火でさらに2〜3分加熱してください。
見た目だけで判断せず、中心温度を確認することが、食中毒予防の観点からも非常に重要です。

料理酒で臭みを取りふっくら

料理酒で臭みを取りふっくら

冷凍焼けした鯖や、少し鮮度が気になる鯖を焼く場合、どうしても独特の臭みが気になることがあります。

そんな時に試してほしいのが、焼く直前に「料理酒」を振りかけるというテクニックです。
凍ったままの鯖をアルミホイルの上に乗せ、小さじ1杯程度の料理酒を全体に回しかけてから焼いてみてください。

酒のアルコール分が蒸発する際に、魚の生臭さも一緒に抱え込んで飛ばしてくれます。
さらに、酒の効果で身がふっくらと柔らかく仕上がり、旨味も増します。

フライパンで蒸し焼きにする際によく使われる手法ですが、グリルでホイル焼き風にする場合にも絶大な効果を発揮します。

もし直火で焼きたい場合は、霧吹きなどで酒を吹きかけてから焼くと良いでしょう。
ワンランク上の上品な味わいになりますよ。

姿焼きと切り身の配置場所

姿焼きと切り身の配置場所

グリルの火の当たり方は均一ではありません。
一般的に、ガス火のグリルは奥側と両端が火力が強く、手前や中央は火力が弱めになる傾向があります(機種によりますが、奥が強いことが多いです)。

そのため、冷凍鯖を並べる際にはその配置が重要になります。

切り身を複数枚焼く場合は、皮が厚くて火が通りにくい背中の部分を奥側に、比較的火が通りやすい腹側の身を手前または中央に向けるように配置するのが基本です。

尾頭付きの姿焼き(あまり冷凍では見かけませんが)の場合は、火が通りにくい頭を奥に、焦げやすい尾っぽを手前に配置します。

また、尾びれは非常に焦げやすいため、あらかじめアルミホイルで包んで保護しておくと、見た目もきれいに焼き上がります。

グリルの「火の癖」を理解して配置を変えるだけで、焼きムラを驚くほど減らすことができます。

使用後の掃除を楽にする方法

使用後の掃除を楽にする方法

グリル調理の最大のハードルは、何と言っても「後片付け」ですよね。
ギトギトの油汚れと焦げ付いた網を洗うのは本当に億劫です。
これを劇的に楽にする方法は、受け皿にあらかじめ「水溶き片栗粉」を入れておくことです。

水300mlに対して片栗粉大さじ4杯ほどを混ぜたものを入れて焼くと、落ちた脂と水が冷えて固まり、ペロンとゼリー状に剥がして捨てることができます。

また、もっと手軽な方法としては、受け皿にアルミホイルを敷き詰めておく方法もありますが、最近の「水なし両面焼きグリル」などは受け皿がフラットでない場合もあるため、取扱説明書を確認してください。

網の汚れに関しては、使用後すぐに熱いうちにセスキ炭酸ソーダ水を吹きかけておくと、汚れが浮いて洗いやすくなります。

「焼く前」のひと手間で、食後の憂鬱を解消しましょう。

注意

お使いのグリル機種(水あり・水なし)によって推奨される掃除方法は異なります。
必ずメーカーの説明書に従ってください。

冷凍鯖の焼き方はグリルで手軽に完結

冷凍鯖は、解凍の手間をかけずにグリルで焼くことが、実は最も効率的で美味しく食べる方法の一つです。

予熱をしっかり行い、アルミホイルや料理酒を上手く活用することで、外はパリッと、中はふっくらとしたお店のような焼き魚を家庭で楽しむことができます。

後片付けの工夫も取り入れつつ、ぜひ今晩のおかずに冷凍鯖を活用してみてください。
下ごしらえの知識が、毎日の食卓を少しだけ豊かにしてくれますよ。