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圧力鍋カレーの加圧時間は?肉と野菜のベストタイム

圧力鍋カレーの加圧時間は?肉と野菜のベストタイム お肉の下ごしらえ

こんにちは。下ごしらえ.com 運営者の「ゆたりん」です。

圧力鍋でカレーを作ると、本当にお肉がトロトロになって美味しいですよね。
でも、一番悩むのが「圧力鍋でのカレーの加圧時間」じゃないかなと思います。

鶏肉や豚肉、牛肉といったお肉の種類によって時間は変えるべきか、じゃがいもや人参が溶けるのが心配、電気圧力鍋の場合はどうなの?とか。

私も最初は、加圧時間0分なんてレシピも見かけて、どういうこと?って混乱しました。

他にも、ルウを入れるタイミングで焦げるのが怖かったり、出来上がりがなぜか水っぽい状態になったり、加圧後の放置時間はどれくらいがいいのか、疑問が尽きないかもですね。

この記事では、そんな圧力鍋のカレー作りの「加圧時間」に関する疑問や不安を、私の経験も踏まえながら整理していきます。

これを読めば、あなたも自信を持って圧力鍋カレーが作れるようになるヒントが見つかると思います。

  • 圧力鍋カレーの基本的な加圧時間の目安
  • 肉や野菜の特性に合わせた加圧のコツ
  • 加圧時間で失敗しないための注意点(水っぽい・焦げる対策)
  • 電気圧力鍋と普通の圧力鍋の時間感覚の違い
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圧力鍋カレーの加圧時間、基本の「キ」

圧力鍋カレーの加圧時間、基本の「キ」

圧力鍋カレーの魅力はなんといっても時短と、お肉のやわらかさですよね。
でも、その「加圧時間」をどれくらいに設定するかが、成功の分かれ道だったりします。
ここでは、基本的な時間の考え方や、具材ごとの扱いのコツについて見ていきますね。

加圧時間の基本的な目安は?

まず、圧力鍋カレーの「加圧時間」ですが、これは使う圧力鍋の種類(高圧・低圧)やメーカーによって結構違う、というのが正直なところです。

なので、まずはお手持ちの圧力鍋の取扱説明書を確認するのが一番確実ですね。

とはいえ、一般的な目安が知りたいかなと思います。
私がいろいろ見た中では、沸騰して圧力がかかってから「0分〜5分」というレシピが多い印象です。

0分というのは、圧力がかかった瞬間に火を止める(あとは余熱で調理する)方法ですね。
お肉や野菜をじっくり煮込みたい場合は、3分や5分と設定することが多いです。

大事なのは、加圧時間そのものよりも、その後の「蒸らし時間(自然放置)」かもしれません。
ちなみに、材料の分量が多少増減しても、基本的な加圧時間は変えなくていいことが多いですよ。(参照:ハウス食品公式サイト

加圧時間の設定について

ここでお話しする時間は、あくまで一般的な目安です。
使用する圧力鍋の性能や、食材の大きさ、量によって必要な時間は変わってきます。
必ず、お使いの製品の取扱説明書を確認し、安全に十分注意して調理してくださいね。

【肉別】鶏肉・豚肉・牛肉の加圧時間

【肉別】鶏肉・豚肉・牛肉の加圧時間

カレーに入れるお肉、どれも美味しいですが、種類によって火の通りやすさが違いますよね。
圧力鍋の加圧時間も、このお肉の種類や部位、切り方によって調整するのがおすすめです。

例えば、鶏肉(もも肉やむね肉)は比較的火が通りやすいので、加圧時間は短め(0分〜3分程度)でも柔らかくなります。

豚肉(バラやロース)も同様に短めで大丈夫かなと思います。
薄切り肉を使う場合は、加圧時間を設定しなくても、他の野菜と炒めて煮込む段階で十分火が通りますね。

一方で、牛肉の「すね肉」や「かたまり肉」のように、じっくり煮込みたい部位は、少し長めの加圧時間(5分〜10分程度)を設定すると、ホロホロとろける食感に仕上がります。

ただ、あまり長く加圧しすぎると、今度は肉の食感が失われてしまうこともあるので、最初は短めに設定して、様子を見るのがいいかもしれません。

お肉別 加圧時間の目安(あくまで私の場合)

  • 鶏肉(もも・むね): 0分〜3分
  • 豚肉(バラ・ロース): 1分〜3分
  • 牛肉(すね肉・かたまり): 5分〜10分

※薄切り肉は加圧なし(炒めるだけでOK)の場合も。

じゃがいもや人参は溶ける?野菜のコツ

じゃがいもや人参は溶ける?野菜のコツ

圧力鍋カレーでよく聞く悩みが、「じゃがいもが溶けてなくなった!」というもの。
わかります、私も経験あります…。

これは、じゃがいもや人参のような根菜類が、圧力鍋の高温高圧によって一気に柔らかくなるためですね。

これを防ぐには、いくつかのコツがあります。

野菜の切り方を工夫する

一番簡単なのは、野菜を「大きめ」にカットすることです。
いつものカレーの1.5倍から2倍くらいのゴロッとした大きさに切ると、煮崩れしにくくなります。

特にじゃがいもは、メークインよりは煮崩れしにくい「男爵」を選ぶ…と思いきや、圧力鍋の場合は逆で、煮崩れしにくい「メークイン」や「とうや」のような品種を選ぶのがおすすめです。

もし男爵系を使いたいなら、本当に大きめに切るのがいいですね。

野菜を入れるタイミングをずらす

もし手間を惜しまないなら、お肉だけ先に加圧調理して、圧力が抜けた後に野菜を加え、今度はフタを開けたまま普通のお鍋として煮込む、という方法もあります。

これなら、野菜の食感を確実に残せますよ。

カレールウを入れるベストタイミング

カレールウを入れるベストタイミング

これはもう、絶対に守ってほしいルールなんですが、カレールウは「加圧調理が終わって、フタを開けた後」に必ず入れてください。

なぜかというと、ルウにはとろみ成分(小麦粉など)が入っているため、加圧前に入れると、鍋の底でその成分が沈殿して焦げ付きやすくなってしまうからです。

圧力鍋で「焦げ付いた!」という失敗談の多くは、これが原因だったりします。

加圧が終わって、圧力が完全に抜けたらフタを開け、そこではじめて火を(弱火で)つけながらルウを溶かし入れます。

この時、まだ具材が熱いので、ルウはすぐに溶けるはずです。
もし溶けにくければ、一度火を止めてからルウを入れると、ダマにならずにキレイに溶かせますよ。
ルウが溶けたら、もう一度弱火にかけて、お好みのとろみが出るまで軽く煮込めば完成です。

電気圧力鍋と普通の圧力鍋、時間の違い

電気圧力鍋と普通の圧力鍋、時間の違い

最近は電気圧力鍋を使っている方も多いですよね。
私も持っていますが、火加減を自動で調節してくれるので本当に楽ちんです。

電気圧力鍋と、ガス火などにかける普通の(シュシュッと音がする)圧力鍋では、加圧時間の感覚が少し違うかなと思います。

電気圧力鍋は、設定した加圧時間が「実際に圧力がかかっている時間」だけを指すことが多いです。

一方、普通の圧力鍋は、圧力がかかるまでの時間や、火を止めてから圧力が抜けるまでの「余熱」も調理時間に含まれます。

電気圧力鍋は、火加減の失敗がない代わりに、全体的な調理時間(圧力がかかるまで+加圧+減圧)は、普通の圧力鍋で「時短だ!」と感じる感覚よりは、少し長めに感じるかもしれません。

例えば「加圧5分」と設定しても、準備と減圧を含めるとトータルで30分以上かかることも普通です。

電気圧力鍋の場合、レシピに「加圧〇分」と書かれていることが多いので、基本的にはその指示に従うのがベストです。

火加減を気にしなくていい分、具材の準備に集中できるのが最大のメリットかなと思います。

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圧力鍋カレーの加圧時間とよくある失敗

圧力鍋カレーの加圧時間とよくある失敗

加圧時間を設定してスイッチオン!…の前に、圧力鍋カレーでやりがちな失敗と、その対策についてもおさえておきましょう。

これを知っておくだけで、「こんなはずじゃなかった」を防げるかもです。

加圧0分調理って何?

レシピを見ていると「加圧0分」というのを見かけること、ありませんか?
0分って、調理しないの?と不思議に思いますよね。

この「加圧0分」というのは、「圧力がかかったら、すぐに火を止める(または加圧時間を0分に設定する)」という意味です。

圧力鍋は、火を止めた後も鍋の中の圧力はすぐには下がらず、高温高圧の状態がしばらく続きます。

この「余熱」を利用して、具材に火を通す調理法なんです。

特に、じゃがいもなどの野菜が溶けるのを防ぎたい時や、煮込みすぎを防ぎたい時に有効な方法ですね。

火をつけている時間が短いので、省エネにもなると言われています。

ただし、これは普通の(火にかけるタイプ)圧力鍋でよく使われるテクニックで、電気圧力鍋の場合は「1分」が最短設定になっていることが多いかもしれません。

カレーが水っぽい!シャバシャバ対策

カレーが水っぽい!シャバシャバ対策

圧力鍋は調理中に水分がほとんど蒸発しない(むしろ野菜から水分が出る)ため、普通の鍋で作る時と同じ水分量で作ると、「なぜか水っぽい…シャバシャバのカレー」になってしまうことがあります。

対策としては、最初に入れる水分量を、いつものレシピより1割〜2割程度減らしてみてください。

玉ねぎやトマトなど、水分の多い野菜をたくさん入れる場合は、もっと減らしてもいいくらいです。

最近は「無水カレー」なんていう、水を使わずに野菜の水分だけで作るレシピもありますしね(無水の場合は加圧時間が10分前後と少し長めになることもあります)。

もし、ルウを入れても水っぽいと感じたら、フタを開けたまま弱火で煮詰めて水分を飛ばすか、すりおろしたジャガイモやリンゴを少し加えてとろみをつける、という方法もありますよ。

圧力鍋でカレーが焦げる原因

圧力鍋でカレーが焦げる原因

「ルウは最後に入れる」というお話はしましたが、それでも焦げてしまうケースがあります。
主な原因は2つ考えられます。

1つ目は、炒める段階での焦げ付きです。
玉ねぎやお肉を炒めるときに、鍋底に食材がこびりついてしまい、その上から水分を加えて加圧すると、そのこびりつきが焦げになるパターンです。

炒めた後は、一度ヘラなどで鍋底をしっかりこそげて、こびりつきを取ってから水分を加えると防げます。

2つ目は、水分の量が少なすぎた場合です。
圧力鍋は一定の水分がないと、うまく圧力がかからず、空焚きに近い状態になって焦げてしまいます。

最低限必要な水分量(製品によりますが200ml程度)は必ず守るようにしてくださいね。

圧力鍋での焦げ付きは、故障や事故の原因にもなりかねません。
少しでも焦げ付いた匂いがしたら、すぐに火を止めて圧力が抜けるのを待ち、中を確認してください。
無理な使用は絶対にやめましょう。

加圧後の「放置時間」の重要性

加圧後の「放置時間」の重要性

加圧時間が終わったら、すぐに圧力を抜きたくなりますが、ちょっと待ってください!
この「放置時間(自然放圧)」が、カレーを美味しくする上でとっても重要なんです。

加圧調理が終わった直後は、食材はまだ味の染み込みが浅い状態です。
火を止めて、圧力が自然に下がるのを待つ間(大体10分〜15分くらいかな)、鍋の中の温度はゆっくりと下がっていきます。

この「温度が下がる過程」で、具材に味がグッと染み込んでいくんですね。
お肉もこの時間でさらに柔らかくなります。

急いでいるからと、おもりを倒したり(急冷)、水で冷やしたりして強制的に圧力を抜くと、味が染み込まないだけでなく、鍋の中の温度が急激に下がることで、じゃがいもなどが煮崩れやすくなる原因にもなります。

時間はかかりますが、カレーの場合はできるだけ「自然放置」で圧力が抜けるのを待つのが、美味しく仕上げるコツだと思います。

時短だけじゃない!圧力鍋のメリット

圧力鍋というと「時短」というイメージが強いですよね。
確かに、お肉を柔らかくする時間は劇的に短くなります。

でも、私が感じる圧力鍋の最大のメリットは、「ほったらかしにできること」かもしれません。

普通の鍋でカレーを作ると、焦げ付かないように時々かき混ぜたり、火加減を調整したり、結構コンロの前につきっきりになりませんか?

その点、圧力鍋は一度加圧が始まって火加減を(弱火に)調整したら、あとは火を止めるまでほったらかし。

電気圧力鍋なら、ボタンを押したら放置時間まで全自動です。
その間に、サラダを作ったり、洗い物をしたり、ちょっと一息ついたり…と、他のことができるのが、すごく助かるなと感じています。

トータルの調理時間は、普通の鍋と劇的に変わらないかもしれませんが(特に電気の場合)、キッチンに立つストレスが減るのが、一番のメリットかなと思います。

圧力鍋カレーの加圧時間 総まとめ

ここまで、圧力鍋カレーの加圧時間について、いろいろと見てきましたね。
ポイントはたくさんありましたが、一番大事なのは「お手持ちの鍋のクセを知ること」かもしれません。

圧力鍋のカレー作りは、加圧時間、お肉の種類、野菜の切り方、水分の量、そして放置時間…と、いくつかの要素が組み合わさっています。

最初はレシピ通りに作ってみて、「次はもう少しお肉を柔らかくしたいから、加圧時間を1分延ばそう」とか、「じゃがいもが溶けたから、次はもっと大きく切ろう」というふうに、調整していくのがいいと思います。

私も何度も水っぽいカレーや、具材が溶けたカレーを作りました(笑)。
でも、その失敗のおかげで、だんだん自分の家の「ベストな加圧時間」が見つかってくるはずです。

圧力鍋カレー 加圧時間のポイントおさらい

  • 基本の時間: まずは説明書を確認。目安は0分〜5分。
  • 具材: 肉(特にスネ肉)は長め、野菜は大きめに切る。
  • 水分: 普通の鍋より1〜2割減らす。
  • ルウ: 必ず加圧後に、火を止めるか弱火で入れる。
  • 放置: 急速減圧せず、自然放置で味を染み込ませる。

これらのポイントをおさえて、ぜひ美味しい圧力鍋カレー作りにチャレンジしてみてくださいね!