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失敗しない金目鯛の煮付けの下処理!臭みを取る霜降りのコツ

失敗しない金目鯛の煮付けの下処理!臭みを取る霜降りのコツ 魚介類の下ごしらえ
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こんにちは。下ごしらえ.com 運営者の「ゆたりん」です。

高級魚として知られる金目鯛、真っ赤な見た目がお祝いの席や食卓を華やかにしてくれますよね。
でも、いざ煮付けを作ろうとしたとき、ウロコやぬめりが残っていて生臭くなってしまったり、煮ている間に皮が破れてしまったりと、下処理で失敗した経験はありませんか?

実は、美味しい煮付けを作るためには、事前の準備が味の8割を決めると言っても過言ではないんです。

冷凍の切り身を使う場合でも、丸ごと一匹を捌く場合でも、正しい手順で湯引きや霜降りを行い、内臓や血合いを丁寧に取り除くことで、お店のような上品な味に仕上がります。

今回は、私が実践している臭み消しのテクニックや、味が染み込みやすくなる飾り包丁の入れ方など、誰でも簡単にできる下ごしらえの方法を徹底的に紹介していきますね。

  • 臭みの原因となるウロコやぬめりを完全に取り除く手順
  • ふっくらと仕上げるための霜降りと冷水処理の重要なコツ
  • 冷凍の切り身でも美味しく作れる解凍と下準備のポイント
  • 味が中までしっかり染み込む飾り包丁と塩処理のテクニック
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失敗しない金目鯛の煮付けの下処理

失敗しない金目鯛の煮付けの下処理

ここでは、主に丸ごとの金目鯛を扱う際や、本格的な煮付けを作るために欠かせない基本の工程について紹介していきます。

魚の煮付けにおいて「臭み」は大敵ですが、その原因のほとんどは下処理不足にあるんです。
一つ一つの作業は単純ですが、これを丁寧にやるかどうかで仕上がりに雲泥の差が出ますよ。

ウロコとぬめりを取る基本の下ごしらえ

金目鯛の下処理で最初に直面するのが、あの硬くて細かいウロコと表面のぬめりですよね。
特に金目鯛のウロコは、一見取れているように見えても、細かいものが皮に残っていることがよくあります。

これが口に入ると食感が非常に悪くなってしまうので、徹底的に取り除く必要があります。

まずは、ウロコ取り器を使って全体をざっと取っていきますが、ヒレの際(きわ)やカマの部分、腹びれの間などはウロコ取り器だけでは取りきれないことが多いんです。

そういった細かい部分は、包丁の刃先や刃元を上手く使って、少しずつこそげ落とすようにしましょう。

また、表面の「ぬめり」も臭みの大きな原因の一つです。
ウロコを取る作業と同時に、流水の下でたわしや包丁の背を使って、このぬめりもしっかりと擦り落としてください。

特に鮮度が落ちてくるとぬめりが強くなる傾向があるので、念入りに行うことが大切です。
指で触ってみて、キュッキュッという感触になるまで洗うのが理想的ですね。
この段階で汚れを落とし切ることで、後の工程である霜降りの効果がさらに高まりますよ。
面倒かもしれませんが、ここが一番の踏ん張りどころです!

内臓とエラを完全に取り除く方法

内臓とエラを完全に取り除く方法

煮魚にしたとき、「なんだか苦味があるな」とか「生臭いな」と感じたら、それは内臓やエラの取り残しが原因かもしれません。

特にエラは血液が多く集まる場所で、腐敗しやすく強い臭みを持っています。
丸ごと煮付ける場合でも、エラと内臓は必ず取り除きましょう。

エラを取る際は、エラ蓋を開けて包丁の先でエラの付け根を切り離し、指で引っ掛けて引き抜きます。
このとき、手を怪我しないように注意してくださいね。

内臓(ワタ)については、腹を割いて取り出すのが一般的ですが、姿煮などで形をきれいに残したい場合は「ツボ抜き」という方法もあります。

口から菜箸を入れて内臓を巻き取って引き出す技ですが、慣れていないと少し難しいかもしれません。
家庭でやるなら、腹の目立たない部分に切り込みを入れて、そこから内臓をかき出すのが確実でおすすめです。

取り出した後は、お腹の中(腹腔内)を流水できれいに洗います。
特に背骨に沿ってついている腎臓(血の塊)は忘れがちですが、これも臭みの元凶。
爪や歯ブラシを使って、骨が見えるくらいきれいにかき出してください。
ここをサボると、煮汁全体に雑味が回ってしまいます。

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臭みを消す霜降りと冷水での洗浄

臭みを消す霜降りと冷水での洗浄

「霜降り」とは、魚に熱湯をかけて表面を白く変化させ、臭みや残った汚れを取り除く日本料理の伝統的な技法です。

金目鯛の煮付けにおいて、この工程は絶対にスキップできない最重要ポイントと言えます。
やり方は簡単ですが、いくつかコツがあります。

まず、金目鯛をザルやボウルに並べます。
そこに、沸騰直前(80度〜90度くらい)のお湯を回しかけます。
グラグラに沸騰したお湯だと皮が弾けてしまうことがあるので、一呼吸置いたくらいのお湯がベストです。

お湯をかけて表面が白っぽくなったら、すぐに冷水(氷水がおすすめ)に落として冷まします。
この温度差が身を引き締め、旨味を閉じ込めるんです。

そして、ここからが本番。
冷水の中で、表面に残っている細かいウロコや、取りきれなかったぬめり、血の塊などを、指の腹を使って優しく、でも丁寧にこすり落とします。

お湯をかけたことで、汚れが浮き上がって取れやすくなっているはずです。
特に黒っぽい汚れや白いモヤモヤしたものが取れると、とてもスッキリしますよ。
このひと手間で、仕上がりの上品さが劇的に変わります。

味がよく染みる飾り包丁のコツ

味がよく染みる飾り包丁のコツ

煮付けのレシピ本や写真を見ると、魚の身に「×」印や「一」の字の切り込みが入っているのをよく見かけますよね。

あれが「飾り包丁」です。
単なる見た目の演出だと思っている方もいるかもしれませんが、実はとても理にかなった実用的な意味があるんです。

主な目的は2つ。
一つは「味を染み込みやすくするため」、もう一つは「皮が縮んで身が破裂するのを防ぐため」です。

金目鯛のような皮がしっかりしている魚は、加熱すると皮が急激に縮みます。
その力に身が耐えられず、ベロンと皮が剥がれてしまったり、身割れを起こしたりすることがあります。

あらかじめ皮に切り込みを入れておくことで、その収縮の力を逃がしてあげることができるんです。

切り込みを入れる場所は、身の厚い部分に入れます。
深さは中骨に当たるくらいまでスッと入れるのがポイント。
浅すぎると効果が薄く、深すぎると身が崩れる原因になります。
十字に入れるのが一般的ですが、魚の大きさによっては斜めに2本入れたりしてもOKです。
この切れ目から煮汁が浸透し、短時間でも中までふっくら美味しい煮付けになりますよ。

血合いを洗い流す際のポイント

血合いを洗い流す際のポイント

先ほど内臓処理のところでも少し触れましたが、「血合い」の処理についてもう少し深掘りしておきましょう。

魚の背骨の腹側には、太い血管が通っており、そこに凝固した血(血合い)が溜まっています。
金目鯛の場合も同様で、これを取り除かないと、煮汁が生臭くなるだけでなく、食べたときに独特の鉄臭さを感じてしまいます。

霜降りをした後の冷水処理の段階で、この血合いを徹底的に掃除するのが鉄則です。
指だけでは取りにくい細かい部分は、竹串(何本か束ねると使いやすいです)や、料理専用にした歯ブラシを使うのが便利です。

ゴシゴシと洗い流して、骨の白さが見えるくらいまで綺麗にしてください。

特に頭に近い部分や、尻尾に近い部分の背骨のくぼみには血が残りやすいので要注意です。
血は加熱すると酸化して雑味に変わります。
「少しぐらいいいか」と思わずに、ここで完璧に取り除くことが、プロの味に近づくための近道です。
きれいになった魚体は、見た目も美しく、料理へのモチベーションも上がりますよね。

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切り身を使う金目鯛の煮付けの下処理

切り身を使う金目鯛の煮付けの下処理

スーパーなどで手軽に購入できる「切り身」は、丸ごとの魚に比べて扱いやすいのが魅力です。
しかし、切り身だからといって下処理が不要なわけではありません。

むしろ、断面が空気に触れている分、独特の臭みが出やすい場合もあります。
ここでは、切り身ならではの下ごしらえのポイントをご紹介します。

冷凍の切り身を美味しくする解凍法

最近は冷凍技術が発達しているので、冷凍の金目鯛の切り身も多く出回っていますよね。

便利ですが、解凍方法を間違えると、旨味成分を含んだ水分(ドリップ)が流れ出してしまい、パサパサの食感になってしまいます。

一番のおすすめは、「冷蔵庫での低温解凍」です。
調理する半日前くらいに冷凍庫から冷蔵庫に移し、ゆっくりと時間をかけて解凍することで、ドリップの流出を最小限に抑えることができます。

急いでいる場合は、密閉袋に入れたまま流水解凍するか、塩水(海水程度の濃度)に浸けて解凍する「塩水解凍」も有効です。

塩水解凍は、浸透圧の関係で旨味が逃げにくく、身もプリッとするので個人的にはかなりおすすめです。

絶対に避けてほしいのは、電子レンジでの急速解凍。
加熱ムラができたり、煮る前から火が通ってしまったりして、煮付けのふっくら感が台無しになってしまいます。

解凍後は、キッチンペーパーで表面の水分をしっかり拭き取ることを忘れずに。
この水分には臭みが含まれているので、拭き取るだけでも味がクリアになります。

皮が破れないようにする下ごしらえ

皮が破れないようにする下ごしらえ

金目鯛の魅力といえば、あの美しい赤い皮目ですよね。

煮付けにしたときに、この皮がボロボロに剥がれてしまうと、見た目が残念なだけでなく、皮と身の間にある美味しい脂も逃げてしまいます。

切り身の場合は、丸ごとの魚よりも皮が縮む影響を受けやすいので、より注意が必要です。

皮が破れるのを防ぐポイントの一つは、やはり「飾り包丁」です。
切り身の皮側の中央に、浅く一本切れ込みを入れておくだけでも随分違います。

また、煮る時の火加減も重要ですが、下処理の段階で皮を傷つけないように優しく扱うことも大切です。

ウロコが残っている場合、強くこすりすぎると皮がめくれてしまうことがあるので、指の腹で優しく撫でるように確認しましょう。

また、霜降りの際にお湯をかけるときも、皮目に直接熱湯を勢いよく当て続けると、その衝撃で皮がめくれることがあります。

お湯は優しく回しかけるか、皮を下にしてザルに置き、身の方からお湯をかけるなどの工夫をすると良いでしょう。

振り塩をして余分な水分を抜く

振り塩をして余分な水分を抜く

切り身の臭みを抜き、身を引き締めるために効果的なのが「振り塩」です。
調理の15分〜20分ほど前に、切り身全体に薄く塩を振って置いておきます。
すると、浸透圧の働きで魚の内部から余分な水分がじわっと出てきます。
実はこの水分と一緒に、魚特有の生臭さも排出されているんです。

塩を振る量は、焼き魚のときよりも少なめで大丈夫です。
「パラパラ」程度を目安にしてください。

時間が経って表面に水分が浮いてきたら、キッチンペーパーで丁寧に拭き取ります。
この工程を挟むことで、煮た時に身が崩れにくくなる効果もありますし、味がぼやけずにキリッと決まるようになります。

特に冷凍の切り身や、特売品で少し鮮度が心配な切り身を使う場合は、この振り塩をするだけで仕上がりのクオリティが格段にアップしますよ。

塩分が気になる方は、調理前にさっと水洗いしても良いですが、拭き取るだけでも十分効果はあります。

ザルとボウルを使う湯引きの手順

ザルとボウルを使う湯引きの手順

切り身の場合の「霜降り(湯引き)」は、丸ごとの魚よりもさらに慎重に行う必要があります。
切り身は断面から旨味が逃げ出しやすいですし、身も崩れやすいからです。

鍋にお湯を沸かしてその中に切り身をドボンと入れる方法は、身崩れの原因になるのであまりおすすめしません。

おすすめの方法は、ザルとボウルを使うやり方です。
まず、ボウルの中にザルをセットし、その中に切り身を重ならないように並べます。
皮目を上にしておくと良いでしょう。
そこに、沸騰したお湯に少し水を足して80度くらいに下げたお湯を、全体にまんべんなく回しかけます。

表面が白くなったら、すぐにお湯を捨てて、冷水をたっぷりと注ぎます(またはボウルごと冷水につけます)。

こうすることで、身を動かさずに温度変化を与えることができ、身崩れを防ぎながら臭みを取ることができます。

冷水の中で優しく表面を撫でて汚れを落としたら、水気をしっかり拭き取って準備完了です。
この一連の流れをスピーディーに行うことが、美味しい煮付けへの第一歩です。

生姜などを使った臭み消しの準備

生姜などを使った臭み消しの準備

魚自体の下処理が終わったら、煮る時に使う香味野菜の準備も忘れずに行いましょう。
金目鯛の煮付けと相性抜群なのが、やはり「生姜」です。
生姜には強い殺菌作用と消臭効果があり、魚の生臭さをカバーしつつ、爽やかな風味を加えてくれます。

煮付けに使う場合は、「薄切り(スライス)」と「針生姜」を使い分けるとより本格的です。
一緒に煮込んで臭み消しとして使う分は、皮付きのまま2〜3ミリの厚さにスライスします。
皮の近くに香りの成分が多く含まれているので、皮は剥かずに使うのがポイントです。

そして、仕上げに飾る用の針生姜は、皮を剥いて極細の千切りにし、水にさらしてシャキッとさせておきます。

また、長ネギの青い部分も臭み消しに役立ちます。
捨ててしまいがちな部分ですが、煮汁と一緒に煮込むことで、魚の臭みを吸着してくれます。

さらに、ゴボウを一緒に煮るのもおすすめ。
ゴボウの土の香りが魚の臭みを中和し、相乗効果で旨味が増します。

これらの香味野菜を上手に組み合わせることで、下処理で取りきれなかった微細な臭いも気にならなくなります。

金目鯛の煮付けを極める下処理まとめ

ここまで、金目鯛の煮付けを美味しくするための下処理について詳しく見てきました。
いかがでしたでしょうか。
「こんなに工程があるの?」と少し驚かれたかもしれませんね。

でも、これらの手順の一つ一つには、すべて「臭みを消す」「味を染み込ませる」「煮崩れを防ぐ」という明確な理由があります。

  • ウロコ、ぬめり、内臓、血合いは徹底的に取り除く。
  • 霜降り(湯引き)と冷水処理で臭みの元を洗い流す。
  • 飾り包丁や振り塩を活用して、味染みと身崩れ防止を狙う。
  • 切り身は優しく扱い、ドリップや水気をしっかり拭き取る。

これらの下ごしらえを丁寧に行えば、調味料の配合はシンプルでも、驚くほど美味しい煮付けが出来上がります。

最初は手間に感じるかもしれませんが、慣れてくれば自然と手が動くようになりますよ。
ぜひ、次回の金目鯛の煮付けでは、この下処理を実践してみてください。

家族からの「美味しい!」の一言が、きっと聞けるはずです。
美味しい煮魚ライフを楽しんでくださいね!