PR

鶏肉の焼き方で中まで火を通す!確認方法と生焼け防ぐプロのコツ

鶏肉の焼き方で中まで火を通す!確認方法と生焼け防ぐプロのコツ お肉の下ごしらえ

こんにちは。下ごしらえ.com 運営者の「ゆたりん」です。

せっかく美味しそうな焼き目がついたのに、切ってみたら中が赤くてガッカリした経験はありませんか。

鶏肉の焼き方で中までしっかり火を通すのは、実は火加減や時間の調整が難しく、多くの人が悩むポイントです。

フライパンでのソテーや照り焼きなど、厚みのあるお肉を扱うときは特に、生焼けのリスクが頭をよぎりますよね。

でも安心してください。
ちょっとした下準備や焼き方の工夫を知っているだけで、誰でも失敗なくジューシーに仕上げることができるんです。

  • 中まで火が通らない原因と基本的な対策
  • フライパンを使ってジューシーに焼く手順
  • 生焼けを防ぐための確認方法とリカバリー
  • 余熱を活用したしっとり仕上げのテクニック
スポンサーリンク

失敗しない鶏肉の焼き方で中まで火を通すコツ

失敗しない鶏肉の焼き方で中まで火を通すコツ

ここでは、鶏肉を焼く際に最も重要な「中まで火を通す」ための具体的なステップと、失敗しないための基本テクニックを紹介します。

冷蔵庫から出し常温に戻す重要性

鶏肉を焼く前に最もやってはいけないのが、冷蔵庫から出したばかりの冷たいお肉をいきなりフライパンに乗せてしまうことです。

お肉の中心部分が冷え切っていると、表面だけが焦げてしまい、中は生焼けという状態になりやすくなります。

これを防ぐためには、調理を始める15分から30分前には冷蔵庫から出し、常温に戻しておくことが非常に大切です。

特に冬場などは室温が低いので、少し長めに出しておくなど調整が必要ですね。
私自身も、急いでいる時にこの工程を飛ばして失敗したことが何度もあります。

常温に戻すことで、お肉の内外の温度差が少なくなり、加熱した際に熱が均一に伝わりやすくなります。
結果として焼きムラが減り、理想的な焼き上がりに近づくのです。

ポイント
指で押してみて、冷たさを感じなくなればOKです。
ただし、夏場などは出しっぱなしによる傷みに注意してください。

スポンサーリンク

厚みを均一にして火通りを良くする

厚みを均一にして火通りを良くする

スーパーで買ってきた鶏もも肉やむね肉は、部位によって厚さがバラバラなことが多いですよね。

そのまま焼いてしまうと、薄い部分はパサパサになり、厚い部分は火が通らないという悲しい結果を招いてしまいます。

そこで私が必ず行っているのが、包丁を入れて厚みを均一にする「観音開き」などの下ごしらえです。

厚みのある部分に包丁を寝かせて切り込みを入れ、左右に開くことで全体の厚さを揃えます。

もし包丁を使うのが面倒な場合は、厚い部分にフォークで数箇所穴を開けたり、麺棒などで軽く叩いて伸ばしたりするだけでも効果があります。

こうすることで火の通りがスムーズになるだけでなく、焼いた時の縮み防止にもなるので一石二鳥ですよ。

メモ
厚みを均一にすると、調理時間の短縮にも繋がります。
忙しい夕食作りには欠かせない一手間です。

皮目から焼いてパリッとさせる手順

皮目から焼いてパリッとさせる手順

鶏肉、特に鶏もも肉を美味しく焼くための黄金ルールは「皮目から焼く」ことです。
フライパンに油をひき(テフロン加工なら油なしでもOK)、皮を下にして並べます。
この時、最初から最後までいじりすぎないことがパリッと仕上げるコツです。
皮に含まれる余分な脂が溶け出し、その脂で揚げ焼きのような状態になることで、香ばしい皮目が完成します。

多くのレシピでは強火で焼くと書かれていることもありますが、家庭のコンロで中まで火を通したい場合は、最初から強火にしすぎると表面だけ焦げてしまいます。

私はまず中火で皮にしっかりとした焼き色がつくまで我慢強く待ちます。
皮がパリッとしていると、食べた時の食感が格段に良くなりますし、肉汁を中に閉じ込める壁の役割も果たしてくれるんです。

弱火でじっくり加熱し生焼けを防ぐ

弱火でじっくり加熱し生焼けを防ぐ

皮目にきれいな焼き色がついたら、裏返して身の方を焼いていきますが、ここからの火加減が勝負です。
裏返した後は火を弱火から弱めの中火に落とし、じっくりと時間をかけて加熱しましょう。
強火のままだと、あっという間にお肉が硬くなり、中は生のままという失敗パターンに陥ります。

お肉にストレスを与えないように優しく熱を入れていくイメージですね。
私はこの段階で、キッチンタイマーを使って5分から8分程度を目安に焼いています。
じっくり焼くことでタンパク質の急激な凝縮を防ぎ、ふっくらとした仕上がりになります。
急がば回れ、という言葉がこれほど当てはまる調理法はありません。
焦らずゆっくり待つ時間が、美味しい鶏肉料理への近道です。

蓋を使って蒸し焼きにする効果

蓋を使って蒸し焼きにする効果

中まで確実に火を通すための最強の武器、それが「蓋」です。
裏返して弱火にしたタイミングでフライパンに蓋をすることで、内部に蒸気が充満し、オーブンのような効果が生まれます。

これを「蒸し焼き」と呼びますが、熱が全方向からお肉に伝わるため、生焼けのリスクが劇的に下がります。

特に厚みのある鶏もも肉や、ハンバーグのように厚みのある料理には欠かせないテクニックです。
もし専用の蓋がない場合は、アルミホイルをかぶせるだけでも十分な効果があります。
蒸し焼きにすることで水分が逃げにくくなり、パサつきがちな鶏むね肉でもしっとりと仕上がりますよ。
ただし、皮のパリパリ感を重視したい場合は、最後の仕上げに蓋を取って再度皮目を焼いて水分を飛ばすと良いでしょう。

注意
ずっと蓋をしたままだと皮がふにゃっとしてしまうことがあります。
食感にこだわるなら、仕上げの「焼き」を忘れずに。

焼き時間の目安と火加減の基本

焼き時間の目安と火加減の基本

「結局、何分焼けばいいの?」というのは一番気になるポイントですよね。
一般的な鶏もも肉(250g〜300g程度)の場合、私の経験則では、皮目を中火で3〜4分、裏返して弱火で蓋をして5〜8分というのが一つの目安です。

もちろん、お肉の厚さやコンロの火力によって多少の前後はあります。

大切なのは、時間だけにとらわれず、お肉の状態を観察することです。
焼いている最中にパチパチという音が大きくなってきたり、透明な脂が出てきたりするのは火が通ってきた合図です。

レシピ本の時間はあくまで目安として捉え、目の前のお肉と対話するように火加減を調整できると、料理の腕がグッと上がりますよ。

慣れないうちは、少し長めに焼いて様子を見るのが安全策です。

スポンサーリンク

鶏肉の焼き方で中まで焼けたか確認する方法

鶏肉の焼き方で中まで焼けたか確認する方法

ここでは、見た目だけでは判断しにくい「中まで火が通ったか」を確実に見極めるための確認方法と、仕上げのテクニックをご紹介します。

竹串を刺して透明な肉汁か見る

一番ポピュラーで確実な確認方法が「竹串チェック」です。
お肉の最も厚みのある部分に竹串をスッと刺してみて、溢れ出てくる肉汁の色を確認します。
もし透明な肉汁が出てくれば、中までしっかり火が通っている証拠です。
これが赤かったり、ピンク色に濁っていたりする場合は、まだ中が生の状態ですので、追加で加熱が必要です。

この方法は非常に分かりやすいのですが、刺した穴から旨味たっぷりの肉汁が少し逃げてしまうのが難点といえば難点です。

ですので、何度もブスブスと刺すのではなく、一番厚そうな場所を一箇所だけ狙って確認するようにしましょう。

竹串がない場合は、爪楊枝でも代用可能です。
シンプルですが、プロも実践している基本の確認方法ですね。

弾力を指で押して焼き加減を確かめる

弾力を指で押して焼き加減を確かめる

道具を使わずに確認したい時に役立つのが「弾力チェック」です。
お肉の中央部分を指(またはトングの先など)で軽く押してみます。

生のお肉はブヨブヨとしていて張りがありませんが、火が通るとタンパク質が固まり、しっかりとした弾力が出てきます。

耳たぶくらいの硬さから、鼻の頭くらいの硬さになっていれば概ね火が通っています。

慣れが必要な方法ではありますが、お肉を傷つけずに確認できるのがメリットです。
私はいつも、焼き始めの生の状態の硬さを覚えておき、それと比較するようにしています。

「あ、しっかりと押し返してくるな」と感じたら、焼き上がりのサインです。
熱いので指で触る際は火傷に十分注意してくださいね。

切って断面の色を確認する

切って断面の色を確認する

「どうしても不安!」「絶対に失敗したくない!」という場合は、思い切ってお肉を包丁で切ってしまいましょう。

一番厚みのある部分をカットし、断面の色を目で見て確認します。
お肉全体が白く(もも肉なら灰色がかったピンクではなく、火が通った色)なっていれば安心です。

見た目が悪くなってしまうので盛り付けには工夫が必要になりますが、食中毒のリスクを考えると、これが最も確実で安全な方法です。

特に小さなお子様やお年寄りが食べる場合や、体調が優れない時は、見た目よりも安全を優先してこの方法をとることをおすすめします。

カットしてまだ赤ければ、そのままフライパンに戻して再加熱すれば良いだけですから、気楽ですよね。

余熱を活用してジューシーに仕上げる

弱火でじっくり加熱し生焼けを防ぐ

お肉をフライパンから下ろした後も、実は調理は続いています。
これが「余熱」のパワーです。

焼き上がった鶏肉をアルミホイルでふんわりと包み、5分程度置いておきます。
こうすることで、お肉の中に残った熱がじわじわと中心部まで伝わり、完全に火を通すことができます。

さらに、余熱調理にはもう一つ大きなメリットがあります。
それは「肉汁を落ち着かせる」こと。

焼きたてのお肉をすぐに切ると肉汁がドバッと溢れ出てしまいますが、少し休ませることで肉汁が繊維の中に留まり、食べた時にジューシーさを感じられるようになります。

パサパサ防止にもなるので、私は焼き時間をごくわずかに短めにして、この余熱時間を必ず取るようにしています。

ポイント
アルミホイルに包む時間は5分ほど。
長く置きすぎると冷めてしまうので注意しましょう。

フライパンで焦げ付かせない注意点

失敗しない鶏肉の焼き方で中まで火を通すコツ

鶏肉を焼く時によくあるのが、中まで火を通そうとするあまり、皮やタレが焦げ付いてしまう失敗です。
特に照り焼きなどのタレを絡める場合、糖分を含んだタレは非常に焦げやすい性質を持っています。
これを防ぐためには、お肉に完全に火が通ってから最後にタレを入れるのが鉄則です。

また、フライパンの汚れも焦げ付きの原因になります。
前の調理の汚れが残っていたり、お肉から出た余分な脂や汚れが焦げてきたりした場合は、キッチンペーパーでこまめに拭き取るようにしましょう。

面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間で仕上がりの見た目と味が劇的に変わります。
焦げ臭さのない、美しい焼き色の鶏肉料理を目指しましょう。

鶏肉の焼き方で中まで美味しく仕上げよう

ここまで、鶏肉を中までしっかり焼くためのコツと確認方法をご紹介してきました。
冷蔵庫から出して常温に戻すこと、厚みを均一にすること、そして蓋を使って蒸し焼きにすること。
これらを意識するだけで、いつもの鶏肉料理が「お店レベル?」と思うほど美味しく変身します。

生焼けは食中毒の原因にもなるカンピロバクターなどのリスクがあるため、確実に火を通すことは安全の面でも非常に重要です。

もし焼いてみて「まだ赤いかな?」と思ったら、迷わず電子レンジで数十秒加熱するなどしてリカバリーしてくださいね。

まずは今夜のおかずで、今回ご紹介した「皮目パリッ、中ジューシー」な焼き方をぜひ試してみてください。
きっと家族にも喜んでもらえるはずですよ。