こんにちは。下ごしらえ.com 運営者の「ゆたりん」です。
圧力鍋でラタトゥイユを作ってみたいけど、加圧時間はどれくらいかな?
水なしでも美味しくできるのか、ティファールや東芝の電気圧力鍋でも大丈夫?と気になっている方も多いかもしれませんね。
野菜をたくさん食べたい時、ラタトゥイユはぴったりですが、コトコト煮込むのが少し面倒かも…と感じることも。
私も、普通の鍋で作っていた時は「美味しいけど時間がかかるなぁ」と思っていました。
でも圧力鍋を使えば、驚くほど簡単で時短になるんです。
野菜の旨味がギュッと凝縮されて、まずいなんて言わせない美味しい仕上がりが期待できますよ。
この記事では、圧力鍋を使ったラタトゥイユの基本レシピから、失敗しないコツ、アレンジまで、私の経験も交えてご紹介していきますね。
- 圧力鍋を使ったラタトゥイユの簡単な基本レシピ
- 野菜の旨味を引き出す調理のコツ
- 水なし調理や加圧時間の目安
- 美味しく仕上げるアレンジやリメイク方法
圧力鍋でラタトゥイユを時短調理

圧力鍋を使うと、あのコトコト煮込むラタトゥイユが、本当にあっという間にできちゃうんです。
野菜を切ってしまえば、あとは圧力鍋にお任せ。
忙しい日にもぴったりの時短テクニックを見ていきましょう。
圧力鍋ラタトゥイユの魅力
なんといっても圧力鍋ラタトゥイユの魅力は、その「時短」と「美味しさ」の両立かなと思います。
普通の鍋だと、野菜がしんなりして旨味が出るまで、ある程度コトコト煮込む時間が必要ですよね。
でも、圧力鍋なら高温・高圧で一気に火を通すので、調理時間が劇的に短縮されます。
野菜から水分や旨味を引き出しつつ、煮崩れしすぎる手前で止められるのが嬉しいポイント。
短時間で味がしっかり染み込むので、まるで長時間煮込んだかのような深い味わいになるんです。
野菜をたくさん食べたい時にもぴったりで、子どもに野菜を食べてほしい時なんかにも大活躍してくれますよ。
冷めても美味しいので、作り置きにも最適ですね。
準備する基本的な材料一覧

まずは基本の材料ですね。
ラタトゥイユといえば、やっぱり夏野菜が主役です。
私がいつも用意するのは、だいたいこんな感じです。
基本的な材料(4人分目安)
- なす:2本
- ズッキーニ:1本
- 玉ねぎ:1個
- パプリカ(赤・黄):各1/2個
- トマト(またはホールトマト缶):1個(または1缶/400g)
- にんにく:1片
- オリーブオイル:大さじ2
- A)コンソメ(顆粒):小さじ2
- A)塩:小さじ1/2
- A)こしょう:少々
- (お好みで)ローリエ:1枚
もちろん、これはあくまで一例です。
セロリを加えたり、きのこ類(しめじやマッシュルーム)を入れたりしても美味しいですよ。
調味料も、砂糖やみりんを少し加えて甘みを出すレシピもありますし、お好みで調整してみてくださいね。
おすすめの野菜と切り方

野菜の切り方で食感が変わってくるのも面白いところです。
圧力鍋は火の通りが早いので、あまり小さく切りすぎないのが私的ポイントかも。
なすやズッキーニは、1.5cm〜2cm厚さの輪切りや半月切り。
玉ねぎはくし形切りか、少し大きめのみじん切り。
パプリカも一口大の乱切りにします。
にんにくはみじん切りか、潰すだけでもOK。
大事なのは、火の通りを均一にするために、だいたいの大きさを揃えること。
特にズッキーニやナスは火が通りやすいので、大きめに切っておくと煮崩れ防止になります。
逆に、玉ねぎは甘みを出したいので、少し小さめでも良いかもしれません。
色々試して、お好みの食感を見つけるのも楽しいですよ。
圧力鍋ラタトゥイユの水なし調理法

私も最初は「水なしで焦げ付かない?」ってすごく心配でした。
でも、ラタトゥイユは「水なし」または「ごく少量の水分」で作るのが、美味しく仕上げるコツなんです。
なぜなら、野菜(特にトマトや玉ねぎ、ナス)から驚くほどたくさんの水分が出るから。
圧力鍋は調理中の水分蒸発が非常に少ないので、野菜自身の水分だけで十分「蒸し煮」状態になるんです。
これが、野菜の旨味が凝縮された濃厚なラタトゥイユに仕上がる秘密ですね。
ただし、焦げ付きが心配なのも事実。
それを防ぐためには、最初にオリーブオイルで玉ねぎやにんにくをしっかり炒め、鍋底に油の膜を作っておくことが大切です。
もしホールトマト缶を使わない場合や、野菜が少ない場合は、大さじ1〜2程度の水や白ワインを加えると安心かもしれません。
ティファールでの加圧時間は?
ティファールやWMF、東芝の電気圧力鍋など、メーカーや機種によって推奨される加圧時間は少しずつ違いますよね。
一般的な目安としては、「圧力がかかってから(おもりが振れ始めてから)1分〜5分」くらいが多いようです。
例えば、ティファールの公式サイトのレシピでは「加圧5分」と紹介されていました。(参照:ティファール公式サイト)
野菜の食感をしっかり残したい場合は1〜2分、とろとろの仕上がりがお好みなら3〜5分、という感じで調整するのが良いかなと思います。
最初は最短時間で試してみて、もし火の通りが足りなければ、蓋を開けて少し煮込めばOK。
逆に加圧しすぎると野菜が溶けてしまうので、「短め」からスタートするのが失敗しないコツです。
加圧時間に関するご注意
ここで紹介した時間はあくまで一般的な目安です。
お使いの圧力鍋の取扱説明書に記載されている時間やレシピを必ず確認し、それに従ってくださいね。
簡単な基本レシピを紹介

では、私流の簡単な基本レシピの流れをご紹介しますね。
本当にあっという間ですよ。
- 野菜を切る なす、ズッキーニ、玉ねぎ、パプリカは一口大に。
にんにくはみじん切りにします。
トマト缶を使う場合は、手で軽く潰しておきます。 - 炒める 圧力鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で熱します。
香りが立ってきたら玉ねぎを加え、しんなりするまで炒めます。 - 野菜と調味料を加える 残りの野菜(なす、ズッキーニ、パプリカ)を加えて全体に油が回るまでさっと炒めます。
トマト缶(または生のトマト)と、Aの調味料(コンソメ、塩こしょう)、ローリエを加えます。 - 加圧する 圧力鍋の蓋をしっかり閉め、強火にかけます。
圧力がかかったら弱火にし、1分〜5分(お好みの時間で)加圧します。 - 減圧して仕上げ 火を止め、圧力が自然に下がるのを待ちます(自然放置)。
急ぐ場合は急速減圧でもOKですが、自然に冷ますと味が染みやすい気がします。
圧が抜けたら蓋を開け、味見をして塩こしょうで味を調えたら完成です!
炒める工程は少し手間に感じるかもしれませんが、これをやるかどうかでコクが全然違ってくるんですよ。
圧力鍋ラタトゥイユを格上げするコツ
基本の作り方をマスターしたら、次はもっと美味しくする「格上げ」のコツです。
ちょっとした手間で、いつものラタトゥイユがお店の味に近づくかもしれませんよ。
美味しく作るためのコツ
私が一番大事かなと思うのは、やっぱり「野菜をしっかり炒める」ことです。
特に玉ねぎ。弱火でじっくり炒めて甘みを引き出すと、仕上がりのコクと深みが格段にアップします。
それから、なすは油を吸いやすいので、他の野菜より先に炒めて油をなじませると、色鮮やかに仕上がり、トロッとした食感になります。
もう一つのコツは、ハーブを使うこと。ローリエ(月桂樹の葉)を1枚入れるだけでも香りが良くなりますし、オレガノやバジルなどのドライハーブを仕上げに加えると、一気に本格的な風味になります。
隠し味に、砂糖やみりんを少し加えて味に丸みを出すのもおすすめです。
まずいを防ぐ失敗しないポイント
圧力鍋でラタトゥイユを作って「まずいかも…」と感じる原因で一番多いのは、おそらく「味が水っぽい」か「野菜が溶けすぎた」の2つかなと思います。
味が水っぽくなるのを防ぐには、前述の通り「水なし」または「最小限の水分」で調理すること。
もし出来上がりが水っぽくなってしまったら、圧力鍋の蓋を開けたまま中火〜弱火で煮詰めてください。
水分を飛ばすことで、味がギュッと凝縮されます。
野菜が溶けすぎるのを防ぐには、とにかく「加圧時間に注意する」ことです。
特にナスやズッキーニは火が通りやすいので、心配な方は加圧1分で一度様子を見るのが確実。
圧力鍋は予熱でも火が通るので、早めに火を止めるくらいがちょうど良いかもしれませんね。
補足:炒める順番
焦げ付きを防ぎ、野菜の旨味を引き出すためにも、炒める順番は「にんにく→玉ねぎ→(なす・ズッキーニ)→その他の野菜」がおすすめです。
油でコーティングするイメージですね。
人気のアレンジレシピ3選

ラタトゥイユはそのまま食べても美味しいですが、アレンジが効くのも魅力ですよね。
私がよくやるアレンジを3つご紹介します。
1. チーズたっぷりグラタン風
耐熱皿にラタトゥイユを入れ、上からピザ用チーズ(パルメザンチーズでもOK)をたっぷりかけます。
トースターでこんがりと焼き色がつくまで焼けば、熱々のラタトゥイユグラタンの完成。
子どもも大喜びのメニューです。
2. スパイシー!チリコンカン風
ラタトゥイユに、炒めたひき肉、ミックスビーンズ(水煮)、チリパウダーを加えて少し煮込みます。
これだけで簡単にチリコンカン風に。
ご飯やトルティーヤチップスによく合いますよ。
3. そうめんやパスタのソースに
これは夏の定番かも。
冷やしたラタトゥイユを、茹でて冷水でしめたそうめんやカッペリーニ(細いパスタ)にかけるだけ。
食欲がない時でもツルッと食べられます。
もちろん、温かいパスタソースとしても絶品です。
カレーへのリメイク方法
そして、リメイクの王様といえばやっぱり「カレー」ですよね。
野菜の旨味がたっぷり溶け込んでいるラタトゥイユは、カレーベースとして最強なんです。
作り方は本当に簡単。
残ったラタトゥイユ(またはリメイク用に取っておいたもの)を鍋で温め直し、水(またはだし汁)を適量加えます。
沸騰したら火を止めて、お好みのカレールーを溶かすだけ。
もし具材が足りなければ、ウインナーや鶏肉、きのこ類を追加しても美味しいです。
野菜を煮込む手間がゼロなのに、まるですごく時間をかけたような深い味わいのカレーがすぐに完成します。
ご飯にもパンにも合うので、翌日のお昼ごはんにもぴったりですよ。
冷凍保存の方法と期間
ラタトゥイユはたくさん作って冷凍保存しておくと、すごく便利です。
しっかり冷ましてから、ジップロックのような密閉できるフリーザーバッグや、タッパーなどの保存容器に入れます。
この時のポイントは、「1食分ずつ小分けにする」こと。
平らにして冷凍すると場所も取らないし、解凍も早いです。
金属製のバットの上に乗せて冷凍すると、急速冷凍できて品質が落ちにくいですよ。
保存期間は、あくまで目安ですが、3〜4週間くらいかなと思います。
それ以上経つと、冷凍焼けして風味が落ちてしまう可能性があるので、早めに食べきるのがおすすめです。
解凍する時は、冷蔵庫でゆっくり自然解凍するか、電子レンジで温めてくださいね。
冷凍の注意点
じゃがいもやこんにゃくなど、一部の食材は冷凍すると食感が大きく変わってしまいます(スカスカになる感じ)。
もしラタトゥイユに入れる場合は、冷凍保存は避けたほうが無難かもしれません。
圧力鍋ラタトゥイユの総まとめ
今回は、圧力鍋を使ったラタトゥイユの作り方やコツについてご紹介しました。
普通の鍋では時間がかかるラタトゥイユも、圧力鍋を使えば本当に簡単で時短になります。
それでいて、野菜の旨味がギュッと凝縮されて、短時間で作ったとは思えないほど美味しく仕上がるのが、圧力鍋ラタトゥイユ最大の魅力ですよね。
加圧時間や水加減など、最初は少し戸惑うかもしれませんが、何度か作ればご家庭の鍋のクセも掴めてくると思います。
失敗しないポイントは、「加圧は短め」「水分は控えめ」です。
冷凍保存もできますし、カレーやパスタソースへのリメイクも自由自在。ぜひ、ご家庭の圧力鍋で美味しいラタトゥイユ作りに挑戦してみてくださいね。

