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圧力鍋でプルドポーク!失敗しない部位とパサパサを防ぐ時間のコツ

圧力鍋でプルドポーク!失敗しない部位とパサパサを防ぐ時間のコツ お肉の下ごしらえ

こんにちは。下ごしらえ.com 運営者の「ゆたりん」です。

最近、カフェやSNSで話題のプルドポーク、お家でも作ってみたいと思いませんか。
でも、何時間も煮込むのは大変そうだと諦めている方も多いかもしれません。

そこで活躍するのが、時短調理の味方である圧力鍋です。
実は、圧力鍋や電気圧力鍋を使えば、驚くほど簡単にホロホロのお肉が作れるんですよ。

ただ、使う豚肉の部位や加圧時間を間違えると、意外とパサパサになったり失敗してしまうことも。

「人気レシピ通りに作ったのに何か違う」とならないために、今回は私が試行錯誤してたどり着いた、絶対に失敗しないためのコツや、ご飯に合う絶品アレンジレシピについて詳しくご紹介します。

  • プルドポークに最適な豚肉の部位と失敗しやすい部位の違い
  • ガス火と電気圧力鍋それぞれの最適な加圧時間と設定
  • お肉がパサパサになるのを防ぐ自然放置のテクニック
  • 作り置きにも便利な冷凍保存と美味しさを戻す解凍方法
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失敗しない圧力鍋でのプルドポークの作り方

失敗しない圧力鍋でのプルドポークの作り方

プルドポーク作りは「ただ煮ればいい」と思われがちですが、実は科学的なポイントがいくつかあります。

ここでは、お肉選びから加圧のテクニックまで、私が実際にやってみて分かった「成功の法則」をシェアしますね。

豚肉の部位は肩ロースがおすすめな理由

プルドポークを作る際、最も重要なのが「肉の部位選び」です。
結論から言うと、スーパーで手に入る「豚肩ロース」のブロック肉が一番おすすめです。

なぜかというと、肩ロースには赤身の中に適度な脂肪と、筋肉をつなぐ「結合組織(コラーゲン)」が豊富に含まれているからです。

圧力鍋で高温高圧調理をすると、このコラーゲンがゼラチン質に変化し、お肉の繊維一本一本をコーティングしてくれます。

これが、フォークで触っただけでホロホロと崩れ、かつ口に入れた時にしっとりとした食感を生む秘密なんです。

私も最初は「安いから」という理由で適当なモモ肉を使ったことがありましたが、繊維が硬く締まってしまい、ほぐすのに苦労しました。

楽天レシピなどの人気投稿を見ても、やはり肩ロース(豚肩ブロック)を指定しているものが多いですね。

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豚バラ肉の使用がレシピで不向きな原因

豚バラ肉の使用がレシピで不向きな原因

「角煮が美味しいんだから、プルドポークも豚バラ肉で作れば間違いないでしょ?」と思いますよね。
実はこれ、私が一番盛大に失敗したパターンなんです。

豚バラ肉をおすすめしない理由
豚バラ肉は脂肪分が非常に多いため、圧力鍋で調理すると脂が大量に溶け出してしまいます。
結果、お肉自体はスカスカになり、煮汁はギトギトの脂まみれに…。

プルドポーク特有の「繊維感」を楽しみたいのに、豚バラだと繊維が短く、崩れるというよりは「溶けて無くなる」ような食感になりがちです。

ある料理ブログでも検証されていましたが、豚バラで作ると「なんかちょっと違うものになる」という結果になりやすいようです。

脂の旨味は大切ですが、プルドポークに関しては、適度な噛み応えと繊維の長さを保てる肩ロースに軍配が上がります。

人気レシピに学ぶ下味と焼き目の重要性

人気レシピに学ぶ下味と焼き目の重要性

圧力鍋は短時間で火を通すのが得意ですが、味を染み込ませる時間は短くなります。
そのため、「事前の下味(ラブ)」「焼き付け(シアリング)」が味の決め手になります。

まず、お肉には塩、コショウ、砂糖、パプリカパウダーなどをしっかり擦り込みましょう。
キッコーマンのレシピなどでは、砂糖を揉み込むことで保水性を高める工夫も紹介されています。(参照:キッコーマン公式サイト

そして、加圧する前にフライパン(または圧力鍋の炒めモード)で表面に焼き色をつけるのがポイントです。

この工程で「メイラード反応」が起き、煮込み料理特有の単調な味に香ばしい深みが加わります。
私はこのひと手間を惜しんで「ただ茹でた肉」にしてしまったことがあるので、焼き目は必ずつけるようにしています!

電気圧力鍋とガス火の加圧時間の違い

電気圧力鍋とガス火の加圧時間の違い

レシピを検索するときに一番注意してほしいのが、使用している器具の違いです。
「圧力鍋」といっても、ガス火式と電気式(電気圧力鍋)ではパワーが異なります。

種類特徴目安の加圧時間
ガス火式圧力鍋圧力が高い(約100kPa〜)20分〜30分
電気圧力鍋圧力が優しめ(約70kPa〜)40分〜60分

例えば、エバラ食品のレシピ(ガス火想定)では加圧20分程度とされていますが、これを電気圧力鍋でそのまま真似すると「まだ硬い」ということが起こり得ます。(参照:エバラ食品公式サイト

私は電気圧力鍋派ですが、しっかりホロホロにするために、ガス火のレシピなら「時間の1.5倍〜2倍」を目安に設定するようにしています。(参照:オレンジページ公式サイト

オレンジページのレシピのように30分でOKという場合もありますが、お肉の大きさにもよるので、最初は長めに設定するのが安心です。

パサパサを防ぐ自然放置と減圧のコツ

パサパサを防ぐ自然放置と減圧のコツ

ここが今回の記事で一番伝えたいポイントかもしれません。
お肉がパサパサになる最大の原因は、加圧終了後にすぐに圧力を抜いてしまう(急冷する)ことにあります。

圧力鍋の中が高温高圧の状態で急に蓋を開けようと蒸気を抜くと、お肉の中の水分が一気に沸騰して外に飛び出してしまいます(フラッシュ蒸発現象)。

これを防ぐために、加圧が終わったらピンが下がるまで「自然放置(ナチュラルリリース)」することが鉄則です。

ゆっくり温度が下がる過程で、お肉は煮汁の中でリラックスし、溶け出した旨味を再び吸収してくれます。

「早く食べたい!」という気持ちをグッとこらえて、15分〜20分はほったらかしにしましょう。
この待ち時間こそが、最高の調味料になります。

インスタントポットなど機種別の注意点

インスタントポットなど機種別の注意点

海外でも人気の「インスタントポット(Instant Pot)」などの電気圧力鍋を使う場合、専用の「肉料理/Stew」モードがあることが多いですね。

ただ、デフォルト設定のままだと加圧時間が足りないことがあります。

私の経験では、500g程度のブロック肉なら「高圧(High Pressure)」で最低でも50分、とろとろを目指すなら60分〜70分かけても良いくらいです。

また、電気圧力鍋は水分が蒸発しにくい構造になっているため、レシピの水量を少し減らしても大丈夫な場合があります。

逆に、水分が多すぎると味が薄まってしまうので、仕上がった後に煮汁だけを煮詰めてソースにする「煮詰めモード(Sauté)」を活用するのがおすすめです。

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圧力鍋で作るプルドポークの美味しい食べ方

圧力鍋で作るプルドポークの美味しい食べ方

無事にお肉がホロホロになったら、いよいよ実食です!本場のようにサンドイッチにするのも最高ですが、日本の食卓に合う食べ方もたくさんありますよ。

定番のサンドイッチ以外の多彩なアレンジ

プルドポークといえばハンバーガーバンズに挟むのが王道ですが、それだけだと飽きてしまいますよね。

実は、プルドポークは「洋風のしぐれ煮」のような感覚で、いろいろな料理に使えます。

ゆたりんのおすすめアレンジ

  • タコス・トルティーヤ: レタスやサルサソースと一緒に巻いて。
  • パスタの具材: トマトソースやクリームソースに混ぜるだけで豪華なボロネーゼ風に。
  • ピザのトッピング: チーズとの相性が抜群です。

味付けがBBQソースベースなら、意外にもカレーのトッピングとしても優秀です。
お肉自体が柔らかいので、追加で煮込む必要がなく、乗せるだけでいつものカレーがグレードアップしますよ。

ご飯に乗せる丼スタイルも絶品でおすすめ

ご飯に乗せる丼スタイルも絶品でおすすめ

「やっぱりお米が食べたい!」という方には、プルドポーク丼(ライスボウル)が最強です。
私がよくやるのは、温かいご飯の上に千切りキャベツを敷き、その上に温めたプルドポーク、そして「温泉卵」をトッピングするスタイルです。

甘辛いBBQソースとお肉の脂、そして卵の黄身がご飯に絡んで、箸が止まらなくなります。
お好みでマヨネーズや七味唐辛子をかけても美味しいですね。
パン食よりも腹持ちが良いので、平日の夕食メニューとしても家族に大好評です。

週末の作り置きに最適な冷凍保存テクニック

週末の作り置きに最適な冷凍保存テクニック

プルドポークの良いところは、一度にたくさん作れることです。
500g〜1kgのお肉をまとめて調理して、残りは冷凍保存しておきましょう。

冷凍する際のコツは、「ソース(煮汁)ごと小分けにして保存すること」です。

お肉だけをラップに包んで冷凍すると、冷凍焼け(フリーザーバーン)を起こしやすく、解凍した時にパサパサになりがちです。

フリーザーバッグに1食分ずつ入れ、空気をしっかり抜いて密閉することで、煮汁がお肉を乾燥から守ってくれます。

湯煎でしっとり食感を戻す解凍のコツ

湯煎でしっとり食感を戻す解凍のコツ

冷凍したプルドポークを食べる時、電子レンジでチンしていませんか?
もちろん手軽でいいのですが、どうしても加熱ムラができたり、端っこが硬くなったりしやすいんですよね。

一番のおすすめは「湯煎(ボイル)」です。
沸騰したお湯に、凍ったままのフリーザーバッグ(耐熱性のもの)を入れて、弱火で10分ほど温めます。
袋の中で水分が循環するので、作りたてのようなしっとり感が蘇ります。

「時間がない!」という時はレンジでもOKですが、その場合は必ずラップをふんわりかけて、加熱しすぎないように様子を見てくださいね。

失敗して硬い時や味が薄い時の対処法

失敗して硬い時や味が薄い時の対処法

「レシピ通りやったのに、なんか硬い…」そんな時も諦めないでください!
硬い原因は単純に「加熱不足」です。

コラーゲンがまだゼラチン化しきっていない状態なので、もう一度圧力鍋に戻し、ひたひたの水分を足して、さらに10分〜15分加圧してみてください。

これで驚くほど柔らかくなることが多いです。

また、味が薄い場合は、お肉をほぐした後に煮汁を煮詰めるか、市販のBBQソースやケチャップ、ウスターソースを足して「後がけ」で調整すれば全く問題ありません。

プルドポークはリカバリーが効きやすい料理なので、失敗を恐れずに調整しちゃいましょう。

圧力鍋のプルドポーク作りで時短と本格を両立

圧力鍋を使えば、本来なら半日以上かかる本格的なプルドポークが、1時間〜1時間半ほどで完成します。

豚肩ロースを選び、十分な加圧時間を取り、自然放置で休ませる。
この3つのポイントさえ押さえれば、誰でもお家でプロのような味を楽しめます。

週末にまとめて作っておけば、平日のサンドイッチ、丼、パスタと大活躍すること間違いなしです。

ぜひ今度の休日は、圧力鍋にお任せして、美味しいプルドポークライフを楽しんでみてくださいね。

今回のまとめ

  • お肉は「豚肩ロース」を選ぶのが正解。
  • 電気圧力鍋なら、レシピの時間より長めに設定を。
  • すぐに蓋を開けず、自然放置でしっとり仕上げる。
  • 冷凍は煮汁ごと。解凍は湯煎がベスト。

※本記事の情報は一般的な目安です。
使用する圧力鍋の機種によって調理時間は異なりますので、取扱説明書も併せてご確認ください。