こんにちは、ゆたりんです。夏が近づくと食卓にのぼる回数が増えるそうめんですが、茹でて少し置いておくだけで、あっという間に大きな塊になってしまいますよね。
ほぐそうとして水をかけると、今度はつゆが薄まってしまって、家族から不満の声が上がった経験はありませんか。
くっつかない対策として油を絡める方法が有名ですが、ギトギトして美味しくなくなってしまうのでは、と心配になる気持ちも本当によく分かります。
今回は、元調理師の視点から、そうめんがギトギトにならずにサラサラをキープできる、油の最適な種類と黄金比をお伝えします。
- そうめんがくっつかなくなる適切な油の量
- ごま油とオリーブオイルを使い分けるポイント
- 時間が経っても油っぽさを感じさせないプロの下処理
- そうめんを油でコーティングするときの注意点
そうめんがくっつかないために油を使うメリットとギトギトを防ぐコツ
油をほんの少し使うだけで劇的に変わる理由
そうめんが時間経過とともにくっつく最大の理由は、麺の表面に残ったデンプンが水分を吸って糊のようになってしまうからです。
茹で上がった麺の表面をごく薄い油の膜でコーティングしてあげると、水分同士がくっつくのを防ぎ、時間が経ってもサラサラした状態を保てます。
元調理師の視点から言わせていただくと、この方法は非常に合理的で、プロの現場でも仕込みの段階でよく使われるテクニックです。
油を使いすぎると当然ギトギトしてしまいますが、適量を守れば麺の風味を損なうことなく、むしろつるんとした心地よい喉越しに仕上がります。
そうめんがくっつかない油の黄金比と種類の選び方
ごま油とオリーブオイルの味わい比較
そうめんに合わせる油としておすすめなのが、ごま油とオリーブオイルです。
どちらも料理のジャンルに合わせて選ぶことで、そうめんが単なる手抜き料理ではなく、ワンランク上の一品へと生まれ変わります。
| 油の種類 | 味わいの特徴 | おすすめの食べ方 |
|---|---|---|
| ごま油 | 香ばしい香りが広がり、つゆとの相性が抜群 | 王道のめんつゆ、中華風アレンジ、薬味をたっぷり乗せる時 |
| オリーブオイル | フルーティーでさっぱり、洋風の仕上がりに | トマトやツナを添える洋風つゆ、塩とレモンでさっぱり食べたい時 |
ギトギトさせないための黄金比は「そうめん1束に小さじ2分の1」
油を使ってそうめんをくっつかなくさせる場合の黄金比は、そうめん1束(約50グラム)に対して、油「小さじ2分の1」です。
これ以上多く入れると油の主張が強くなり、麺がつゆを弾いて味が絡みにくくなってしまいます。
小さじ2分の1という少量を全体にまんべんなく行き渡らせるには、しっかりと水気を切った後のボウルの中で、優しく和えるのが最大のコツです。
・そうめん1束(50g):油 小さじ1/2
・そうめん2束(100g):油 小sじ1
※最初は「これだけで足りるかしら」と思うくらいの量で十分に行き渡ります。
油っぽさを感じさせないプロの下ごしらえ手順
ぬめりを完全に取る丁寧なもみ洗いが大前提
どれだけ良い油を使っても、そうめんの表面に余計なぬめりが残っていると、油と混ざり合って重たい食感になってしまいます。
茹で上がったらすぐに冷水にさらし、手でゴシゴシと押し付けるようにしてもみ洗いをしてください。
冷水で一気に引き締めることで、麺のコシが生まれ、表面のデンプン質を綺麗に洗い流すことができます。
この段階でしっかり洗っておくことが、油を使ったときにギトギトさせないための最も重要な準備段階です。
水気を極限までしっかり切る
もみ洗いが終わったら、ザルに強く押し付けるようにして、しっかりと水気を切ります。
水分が残ったまま油を加えてしまうと、油が麺に定着せずに底に溜まってしまい、上部はくっつき、底はベタベタという最悪の状態になりかねません。
ザルをしっかりと振って水気を切ったあと、ボウルに移してすぐ、先ほどの黄金比の油を回しかけて手早く和えてください。
そうめんの油コーティングに関するよくある質問
Q1. お弁当に持っていくときも同じ油の量で大丈夫ですか?
お弁当用として数時間後に食べる場合は、油の量を「小さじ4分の3」程度にほんの少しだけ増やして調整すると、よりサラサラ感が長持ちします。
お弁当箱に詰めるときは、一口サイズにくるくると丸めて小分けにしておくと、食べる時に箸でほぐしやすくておすすめです。
Q2. サラダ油やアマニ油を使っても美味しく仕上がりますか?
サラダ油や米油、太白ごま油などの「無香性」の油を使用すると、そうめん本来の小麦の風味を邪魔せずにくっつきを防止できます。
アマニ油やえごま油は、加熱に弱く独特の風味があるため好みが分かれますが、和風つゆに合わせる分には問題なく使用可能です。
Q3. ダイエット中で油のカロリーが気になるときの対策は?
小さじ2分の1の油のカロリーは約20キロカロリーですので、一食の総カロリーに与える影響はそれほど大きくありません。
どうしても油分を控えたい場合は、茹で上がったそうめんに冷たい「緑茶」や「ほうじ茶」を大さじ1ほど回しかけてほぐす方法もおすすめです。
ラクちん先回りで生まれる夕暮れ時の小さなご褒美時間
そうめんがくっつかない工夫をあらかじめ仕込んでおくだけで、食事の直前に慌てる必要がなくなります。
お昼に多めに茹でておいて、夕食は油を絡めておいたそうめんに具材を乗せるだけで、驚くほどスマートに準備が整うはずです。
下ごしらえを効率化して生まれた静かな時間を使って、少しこだわった米粉のパウンドケーキを焼いてみるのも素敵な過ごし方ではないでしょうか。
忙しい毎日だからこそ、上手に知恵とコツを取り入れて、キッチンで過ごす時間にゆとりを作ってみてください。
さて、くっつかないそうめんの準備ができたら、次に気になるのは「余ったそうめんを翌日も美味しく食べる方法」ではありませんか。
一晩置いてものびない保存方法と、驚くほど美味しいリメイクレシピについては、こちらの記事で元調理師のアイデアをたっぷりご紹介しています。

