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ぼんじりの下処理をしないのはOK?美味しく食べる方法

ぼんじり 下処理しない お肉の下ごしらえ
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焼き鳥屋さんで見かけるとついつい頼んじゃう大人気のぼんじりですが、最近はスーパーの精肉コーナーでもよく見かけますよね。お家で楽しもうと思って買ってみたものの、「これって下処理をしないとどうなっちゃうの?」と台所で立ち尽くして疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そもそもぼんじりってどこの部位なのか、そして下処理がめんどくさいと言われる最大の原因である油壷(あぶらつぼ)の存在や、中に入っている骨の扱いはどうすればいいのか、気になるところですよね。

わざわざ面倒な下処理を全員がしなきゃいけないのか、そのままパックから出して焼くのはやっぱり臭いのか、それとも茹でるなどのちょっとした工夫で劇的に美味しく食べられるのかなど、知りたいポイントはたくさんあるはずです。

それに、見るからに脂がたっぷりの部位だからこそ、たくさん食べると体に悪いのかな、なんて心配も頭をよぎっちゃいますよね。

この記事では、ぼんじりを下処理しないで上手に調理する方法や、誰もが気になる疑問の解決策、そして下処理なしでもパパッと作れる簡単で美味しいぼんじりレシピについて詳しく紹介していきますよ。

  • ぼんじりの下処理がどうしても必要とされている深い理由
  • 下処理をあえてしない場合に知っておきたい調理のコツ
  • 気になる独特の臭みや硬い骨への上手な対処法
  • 下処理なしのままでも驚くほど美味しく食べられる厳選レシピ
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ぼんじりの下処理しないのはアリ?

ぼんじり 下処理しない
  • ぼんじりとは?鶏の希少部位
  • ぼんじりの下処理が必要な理由
  • 「油壷」は取り除くべきか
  • ぼんじりが臭いと言われる原因
  • ぼんじりの下処理 骨の除去
  • 下処理がめんどくさい時の工夫

ぼんじりとは?鶏の希少部位

ぼんじりというのは、鶏のお尻の骨の周りについている三角形の肉の塊のことを指します。鶏の尻尾(テール)にあたる部分のことで、実は鶏1羽からたったの1個しか取れないもの凄く希少な部位として知られているんですよ。

この部位は、鶏が羽を動かしたりバランスを取ったりするときによく動かす場所なので、筋肉がとってもよく発達しています。だからこそ、プリッとした抜群の弾力がある独特の食感が最大の魅力なんですね。

それと同時に、鶏肉のあらゆる部位の中でも特にたくさんの脂をギューッと含んでいる場所でもあります。そのあふれるジューシーさから「鶏肉の大トロ」なんて呼ばれて贅沢に扱われることもあるくらいです。

ぼんじりの名前の由来

ぼんじりというちょっと可愛い名前は、その尖った形がひな祭りの歌にも出てくる「ぼんぼり」にそっくり似ていることから名付けられた、という説が有力です。

お住まいの地域やお店によっては「テール」とか、そのまま見た目の通り「さんかく」と呼ばれることもありますね。

噛んだときの脂の旨味と筋肉のコリコリした食感を両方いっぺんに楽しめるので、焼き鳥屋さんでは常に人気上位の部位ですが、一般的なスーパーなどでは「下処理が綺麗に済んでいるもの」と「全くの未処理のもの」の2種類が流通しているので、買うときにはちょっと注意が必要です。

ぼんじりの下処理が必要な理由

ぼんじり 下処理しない

お店で売られている生のぼんじりに下処理が必要だと言われている大きな理由は、「油壷(あぶらつぼ)」と「骨(尾骨)」という厄介な2つのパーツがしっかり残っているからです。

これらを入ったままの状態でそのまま豪快に調理することも実は可能ではあるのですが、焼き鳥専門店で食べるような洗練された上品な味わいや、口当たりの良い食べやすさを家庭でも徹底的に追求したい場合には、やっぱり丁寧な下処理が強く推奨されますね。

また、ぼんじりの皮の表面をじっくり見てみると、羽を抜いた後にポツポツと残る白いチューブのような羽の根元(羽軸・うじく)がそのまま刺さっていることがよくあります。

これもそのまま食べると口の中でチクチクして食感をかなり損ねる原因になっちゃうので、気になる場合は毛抜きやピンセットなどを使って1本ずつ抜き取ることが望ましいとされています。

こういった細かい作業の多さが、お家のご飯作りでぼんじりを調理するときの「とにかくめんどくさい!」と感じてしまう大きな要因になっているかなと思います。

「油壷」は取り除くべきか

ぼんじり 下処理しない

ぼんじりを下処理する上で、最も重要で命とも言えるのが、「油壷」と呼ばれている特定の部位の除去作業です。

油壷とは?

油壷というのは、ぼんじりの肉の隙間や皮の内側に隠れている、ちょっと黄色っぽい脂肪の小さな塊のことです。これは鶏が生きていた頃、自分の羽を雨や水から守るために、お尻から撥水コーティング用の油を分泌していた大切な器官なんですね。

そのため、この部分にはどうしても独特の強い獣臭さがあり、脂っこさも周囲の肉とは比べ物にならないくらい強烈なので、調理を始める前に包丁で切り落とすのが料理の世界では一般的です。

この油壷は、万が一そのまま食べちゃったとしても体に害があるわけでは決してありませんが、残した状態で加熱すると、ぼんじり全体がなんだか生臭いような、特有のきつい臭みの原因になってしまうことがあります。

ですので、特にお肉の臭いに敏感な方や、できるだけさっぱりとした仕上がりで上品にパクパク食べたいという場合は、包丁の刃先を使って丁寧に削ぎ落とす方法をおすすめしますよ。

ただ、おもしろいことに「この油壷の濃厚でクセのある風味こそがたまらないんだ!」という愛好家の方も一部にはいらっしゃって、ホルモンのような独特で深い味わいとしてあえて残して楽しまれるケースもあります。

ぼんじりが臭いと言われる原因

ぼんじり 下処理しない

せっかく焼いたぼんじりが「なんだか臭いな…」と感じられてしまう主な原因は、お話しした通りやっぱり「油壷」にあります。

この油壷の内部に溜まっている分泌物が、フライパンなどで加熱されることによって、独特のワイルドな獣臭や古い油のようなモワッとした臭いを周囲に放ってしまうからなんですね。

そしてもう一つ、見落とせない原因として、ぼんじりという部位そのものが全体的にものすごく脂分の多いお肉である、という点も挙げられます。

お肉の脂というのは空気に触れる時間が長ければ長いほどどんどん酸化していきやすい性質を持っているので、スーパーで購入してからお家で調理するまでに時間が経ってしまったり、冷蔵庫での保存状態があまり良くなかったりすると、脂が酸化した嫌な臭い(いわゆる油焼けの臭い)が急激に発生しやすくなります。

パックを開けたてのみずみずしく新鮮なぼんじりであれば、油壷をパパッと取り除くだけで不快な臭みはかなり抑え込むことができます。

しかし、少し鮮度が落ちて古くなってしまったものだと、たとえ後から一生懸命下処理をしたとしても、お肉の奥まで臭いが染み付いてしまって残る可能性があるので注意が必要ですね。

ぼんじりの下処理 骨の除去

ぼんじりの下処理 骨の除去

ぼんじりのちょうど真ん中の中心部分には、「尾骨(びこつ)」と呼ばれている小さな硬い骨が縦に一本綺麗に通っています。

この骨は周りの軟骨に近い部分もあるので比較的柔らかめではあるのですが、生のまま下処理をせずに調理して丸ごと口に入れると、どうしてもガリッと硬い異物として口の中に残ってしまい、せっかくのジューシーな肉感を邪魔して食べにくさを感じる大きな原因になります。

噛み切るのが難しい小さなお子様や、顎の弱いお年寄りの方が一緒に食卓を囲んで食べるような場合には、喉に引っかかったりすると危ないので特に注意してあげたいポイントですね。

本格的な下処理を行う場合は、この中心にある骨の両脇に沿って包丁の刃をすっと縦に入れ、骨を丁寧になぞるようにしてお肉を左右に切り離しながら取り除いていきます。

この骨を綺麗に外すことができると、ぼんじりのお肉がパカッと左右に対称に開いて、まるで綺麗な蝶々が羽を開いたような平らな形になりますよ。

骨を残したまま調理する場合

家庭料理のレシピの中には、この骨をあえて外さずにそのままの形を活かしてカリッと唐揚げなどにするメニューもあります。その場合は、手羽先を食べるときと同じように、口の中でモグモグしながら最後に骨だけを上手につまみ出すような食べ方になりますね。

プロの焼き鳥屋さんでも、職人技で骨を完全に抜き取ってから綺麗に串に刺しているお店もあれば、骨の周りの旨味をダイレクトに味わってもらうためにあえて骨付きのワイルドな状態で提供するお店のどちらも存在しています。

下処理がめんどくさい時の工夫

ぼんじり 下処理しない

ぼんじりの下処理というのは、お肉の構造に慣れていない初心者の方にとってはどこに包丁を入れていいのか分かりづらく、想像以上に時間がかかってしまう非常に根気のいるめんどくさい作業なのは間違いありません。

私自身、20代の調理師時代にプロの仕込み技術を色々と叩き込まれた経験があるのですが、それでも未経験の人が最初から完璧にやろうとすると、指先は脂でギトギトになるし、ピンセットでの羽抜きや小さな油壷の選別、骨外しに追われて気がつけば1時間以上も経っていた…なんていう大苦戦に陥りやすいポイントでもあります。

細いピンセットで目立たない羽の根元を抜き、ぬるぬる滑るお肉から油壷をピンポイントで特定して削ぎ取り、さらに真ん中の骨を肉を崩さないように外していく…というのは、確かに忙しい毎日の夕飯作りの中では大きな手間に感じちゃいますよね。

もしもそんな下処理の面倒な手間や時間をできる限りスキップしてラクをしたいな、という気分のときには、以下のような賢い選択肢がありますよ。

  1. お店側で下処理が済んでいるぼんじりを狙って購入する
    これが一番手っ取り早くて確実な解決策かなと思います。最近は嬉しいことに、街の精肉専門店やちょっと大きめのスーパーなどでは、油壷も真ん中の骨も最初から綺麗に職人さんの手によって取り除かれている「下処理済み(骨抜き)」の商品がパックに入って並んでいることがあります。

    100gあたりの価格は未処理の塊のものと比べると少しだけ高めに設定されている傾向がありますが、お家での仕込みにかかる労力や時間を天秤にかければ、十分に元が取れるくらい非常に便利でありがたい存在です。
  2. 下処理を一切気にしない調理法に切り替える
    この後で詳しく詳しく解説していくように、油壷も骨もついたままの「下処理をあえてしない」という割り切った前提のままで、美味しく安全に調理できるアプローチを賢く選択することです。
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ぼんじりを下処理しないで調理する方法

  • そのまま焼くのがおすすめ
  • 茹でる調理法で脂を落とす
  • 下処理なしのぼんじりレシピ
  • 食べ過ぎは体に悪い?カロリーは?

そのまま焼くのがおすすめ

買ってきた未処理のぼんじりを、面倒な下処理を一切せずにパックから出してそのまま最高に美味しく食べるための最もおすすめな方法、それは「お肉自体の脂を徹底的にこれでもかと落としながら焼き上げる」という手法です。

ぼんじりの最大の魅力といえば口に入れた瞬間に広がるジューシーな濃厚脂ですが、下処理を全く施していない塊の場合、お肉本来の脂に加えて例の「油壷」の強力な脂まで一緒にジュワジュワと溶け出してくるので、普通に焼くと明らかに過剰すぎる油の量になってしまいます。

この溢れ出てくる余分なギトギトの脂を、焼くプロセスの途中でいかに効率よく外へ落とし切るか。これこそが、気になる独特の臭みを限界まで減らして、まるでお店のような極上のカリカリ食感に仕上げるための最大の超重要ポイントになりますよ。

ご家庭のフライパンを使って焼く場合は、最初にフライパンへサラダ油などの油を引く必要は一切ありません。そのまま生のぼんじりを並べて入れ、弱めの中火をキープしながらじっくり時間をかけて加熱していきます。火が強すぎると外側の皮だけが先に焦げてしまって、中に閉じこもっている一番落としたい脂が外へ抜けていかなくなってしまうので焦りは禁物ですよ。しばらくすると、驚くほど大量の透明な液体脂が池のようにドバドバと湧き出てきますが、この出てきた脂の海を上手に利用していきます。

「揚げ焼き」で脂を抜く

ぼんじり自身からこれでもかと溢れ出てきた大量の脂の海の中で、ぼんじり自体の表面をじわじわと「揚げ焼き」にしていくようなイメージで、根気よくじっくりと加熱を継続していきましょう。

科学的にも「油は油に引き寄せられて抜けていく」というおもしろい性質を持っているので、お肉の外側にある高温の脂に触れさせ続けることで、ぼんじりの内部に深く引きこもっている余分な水分や古い脂がさらに効率よく外側へと抜け出しやすくなるメリットがあるんですね。

全体が綺麗なキツネ色になって、触った感じがカリカリの状態に変わるまで、だいたい15分〜20分ほど焦がさないように様子を見ながらじっくり焼き進めるのが良い目安です。そして最後の仕上げとして、フライパンの底に残ったその大量の脂を、キッチンペーパーを何枚か贅沢に使って一滴も残さないくらいの気持ちでしっかり綺麗に拭き取ってから、塩こしょうなどの味付けに移ります。

なお、真ん中に通っている骨に関しては、このようにじっくり加熱をしたとしても流石に口の中で噛み砕けるほどの柔らかさにはならないので、焼き上がって実際に口に運んで食べる際には、ペッと上手に骨だけを取り除くように気をつけて味わってくださいね。

茹でる調理法で脂を落とす

ぼんじり 下処理しない

いきなりフライパンで焼き始めるのではなく、火にかける前に一度お鍋でしっかりと「茹でる(下茹で・湯通し)」というワンクッションの工程を挟むのも、下処理をサボりつつ劇的に美味しく仕上げるためのプロも認める有効なアプローチの一つです。

グラグラと沸騰させたお湯の中へ生のぼんじりを投入し、数分間しっかりと茹でることで、お肉にまとわりついている余分なベタつく脂分や、油壷の内部に含まれている気になる臭み成分の多くをお湯側へと一気に溶かし出すことができるからなんですね。

一度しっかりと茹でこぼした後は、ザルに上げてキッチンペーパーなどで表面の水気をしっかり切ってから、改めてフライパンや魚焼きグリル、オーブントースターなどで表面がパリッとするまで焼き上げると、脂っぽさが大分抜けて驚くほどすっきりとした軽やかな仕上がりを楽しめますよ。

このお湯で一度茹でるという方法は、焼き物だけに限らず、例えばほっこりする煮物や旨味たっぷりのスープなどの汁物料理に未処理のぼんじりを活用したいときには特におすすめのテクニックです。

例えば、味がしみしみの大根やみずみずしい冬瓜などと一緒にじっくり煮込みたい場合、この下茹でのひと手間を省略していきなりお鍋で煮込んでしまうと、お出汁の表面がギトギトの脂膜で覆われてしまって全体がかなりくどい仕上がりになってしまいます。

そのため、美味しく仕上げるための下ごしらえとして、まずは一度お湯でグツグツ茹でてしっかりとした脂抜きをしておくことが強く勧められます。

下処理なしのぼんじりレシピ

下処理なしのぼんじりレシピ

包丁を使った面倒な下処理を一切しなくても、お家で居酒屋気分が味わえるくらい抜群に美味しく食べられる、簡単手軽なフライパンレシピを2つ厳選してご紹介しますね。

どちらのレシピにも共通する絶対の成功法則は、とにかく「途中で出てくる油を容赦なくしっかり拭き取って落とすこと」ですから、そこだけはサボらずにやってみてくださいね。

1. カリカリぼんじりの香ばし塩焼き(フライパン編)

  1. 冷たい状態のフライパンに(油は絶対に引かないで!)未処理のぼんじりをそのまま重ならないように並べ、コンロの火を弱めの中火にかけます。
  2. もしお家に余っているニンニクがあれば、包丁の腹で軽く潰したものや、ピリッと辛い鷹の爪の輪切りなどを初期の段階で一緒に入れておくと、オリーブオイルのようにぼんじりの脂に良い香りが移って、臭みがさらに消えて風味がグッと引き立ちますよ。
  3. 加熱していくとすぐに大量の脂がシュワシュワと湧き出てくるので、お箸で時々ひっくり返して全面に熱が均一に通るように転がしながら、約15分〜20分間ほど時間をかけてじっくりと自分の脂で揚げ焼きにしていきます。
  4. ぼんじりの表面の皮が、水分が完全に抜けてガリッガリ・カリカリの香ばしい食感になるまで、きつね色を目指してじっくり我慢強く焼くのが理想的な状態です。
  5. 良い色に焼けたらここで一度パッと火を止め、フライパンの底に溜まっている透明な大量の脂を、キッチンペーパーを何枚か重ねて使ってほぼ全て吸い取って綺麗に拭き取ります。
  6. 綺麗になったら再度中火でサッと火をつけ、お塩と粗挽き黒こしょうをいつもより少し強めにパパッと振って、全体を煽るように素早く混ぜ合わせたらもう完成です!お皿に盛ったあと、お好みで新鮮な生レモンをキュッと強めに絞って回しかけると、脂のしつこさが消えてさらに爽やかに食べられますよ。

2. 屋台の味!ぼんじりの濃厚甘辛照り焼き(フライパン編)

  1. 先ほどご紹介した「塩焼き」の手順と全く同様に、まずはフライパンで油を一切引かずにじっくりと加熱して、お肉の中にある余分な脂を徹底的に外へ搾り出します。焼き上がった後にペーパーで脂を綺麗さっぱり拭き取る工程までは完全に同じステップですよ。
  2. 余分な油をしっかり拭き取って綺麗になったフライパンの中に、あらかじめ小皿などで混ぜ合わせておいたお醤油、みりん、お酒、お砂糖(各ご家庭の黄金比率でOKです)の甘辛いタレを一気に流し込みます。
  3. コンロの火力を中火にして、タレが沸騰してパチパチと音がしてきたら、ぼんじり全体にタレを絡めるようにフライパンを優しく揺すりながらじっくりと煮詰めていきましょう。
  4. タレの水分が飛んで、お肉の表面にツヤツヤとした美味しそうなとろみがしっかりと絡みついたらもう出来上がりです!仕上げにお好みでピリッと辛い七味唐辛子や一味唐辛子、あるいは香りの良い粉山椒などをパラリとかけてあげるのも、まるでお店の焼き鳥みたいな本格的な味わいになって最高におすすめです。

残った上質な脂(鶏油)の賢い活用法

ぼんじりをカリカリに焼いたときにフライパンの中に残る、あの透明で大量の綺麗な脂ですが、実はそのまま捨ててしまうのは非常にもったいないお宝食材なんです!

熱が冷めてから綺麗な清潔な保存容器や瓶などに移して冷蔵庫で保管しておくと、お料理のコクを劇的にアップさせてくれる魔法の調味料「鶏油(チーユ)」として色々なメニューに大活躍してくれますよ。

パラパラの本格的なチャーハンを作るときに炒め油として使ったり、普段の野菜炒めに小さじ1杯足してみたり、市販の醤油ラーメンのスープに仕上げにタラリとひと垂らしするだけで、まるでお店で食べるような、お出汁の深いコクとまるみのあるプロっぽい旨味を簡単にプラスして味を格上げしてくれますよ。

食べ過ぎは体に悪い?カロリーは?

ぼんじり 下処理しない

ぼんじりはそのジューシーさから「鶏肉の大トロ」なんて称賛されるお話をした通り、お肉を構成している主成分の大部分が上質な「脂質」でできています。

だからこそ、一口食べたときの感動は凄まじいのですが、毎日の健康管理の面から見ると、全体のカロリーや脂質の総摂取量にはちょっとだけお腹と相談しながら注意しておく必要がありますね。

気になる正確なカロリーと脂質について

公的なデータである食品成分データベースなどの信頼できる情報を見てみると、一般的な生のぼんじりのカロリーは、目安として100gあたり約350kcal前後とかなり高めの数値が弾き出されています。

これがどれくらい高いのかというと、普段私たちがよくお料理に使う定番の鶏もも肉(皮付きで100gあたり約200kcal)や、ヘルシーの代表格である鶏むね肉(皮なしで100gあたり約120kcal)などと比較してみても、明らかに桁違いに高いお疲れ様カロリーな数値であることが一目でよく分かりますよね。(参照:文部科学省 食品成分データベース)

お肉の中に含まれる純粋な脂質の含有量だけでも、なんと100gあたりおよそ30gを余裕で超えるという驚きのデータもあり、鶏肉のあらゆる部位のランキングの中でも間違いなくトップクラスの脂っぽさを誇っています。

さらに、動物性脂肪ならではの特徴として、コレステロールの数値も比較的高め(100gあたりおよそ90mgほど)に含まれているとされている点も見逃せません。

ですので、日頃から健康診断の結果などでコレステロール値への影響がちょっと気になっている方や、お医者さんから脂質異常症や肥満傾向を指摘されていて、普段の生活の中で厳密な脂質制限の正しい指導をしっかりと受けているという方の場合は、ぼんじりを一度にたくさん摂取するのはできるだけ控えるか、あるいは味見程度にごくごく少量を口にするくらいに留めておくのが大人の賢明な判断かなと思います。

その一方で、ぼんじりというお肉には、女性にとっては特に嬉しい美肌効果が優しく期待されている質の高いコラーゲンがたっぷりと含まれていたり、体内で効率よく働く脂溶性ビタミンであるビタミンAや、骨の健康をサポートするビタミンKといった大切な栄養素もしっかりと含まれている、という体に良い側面もあるおもしろい部位なんですよ。

総合的な結論としてお話しすると、一概に「ぼんじりは一律に体に悪い食べ物だ!」なんて極端に決めつけて断言してしまうことは絶対にできませんが、私たちが想像している以上に脂質と全体のカロリーが極めて高い、パワフルな部位であることだけは絶対に間違いありません。

ですので、調理するときは先ほど解説したみたいにフライパンでじっくりと弱火で加熱して、中の余分な脂を徹底的に落とし切るヘルシーな調理法を賢く選んでください。

また、一度に食べる量も焼き鳥の串に換算してせいぜい1〜2本程度の適量にスマートに留めておくなど、とにかく「一度に美味しいからとドカ食いして食べ過ぎないこと」が、健康を維持しながら大好きな部位を末長くハッピーに楽しむための最大の鍵になりますよ。

ぼんじり 下処理しないまとめ

スーパーで買ったぼんじりの下処理をあえてしない場合に、絶対に押さえておきたい大切な調理のポイントや直前の注意点について、最後におさらいとして要点を分かりやすく箇条書きでリストにまとめましたよ。お料理を始める前に、ぜひスマホで見返してみてくださいね。

  • ぼんじりというのは鶏のお尻にあたる大変希少な部位で、とにかく濃厚な脂がこれでもかとギッシリ詰まっているのが特徴です
  • お家での下処理が一般的に強く推奨されるのは、独特の臭みを持つ「油壷」と、口に残って硬い「中心の骨」がそのまま残っているからなんですね
  • 黄色い油壷は加熱すると特有のきつい獣臭さを放つ最大の原因になるので、基本的には包丁の先で綺麗に取り除くのが一番確実です
  • 真ん中に通っている硬い骨はそのまま焼くと口当たりが悪く食べにくさの原因になるので、特にお子さんが食べる時は外してあげるのが優しさです
  • これらを下処理せずに残したまま調理しても決して毒ではなく害はありませんが、仕上がりの臭みや噛んだときの食感にはかなりダイレクトに影響してきますよ
  • ただ、生のぼんじりの下処理は滑るし細かいので、慣れていないと作業に時間がかかり「とにかくめんどくさい!」と感じてしまうのも無理はありません
  • もし毎日の夕飯作りで手軽さと時短を最優先で求めるなら、少しだけお値段が高くても最初からお肉屋さんで「下処理済み(骨抜き)」として売られている綺麗なパックを選ぶのが一番確実でストレスフリーです
  • 未処理のものを下処理をしないままで美味しく調理して割り切って食べる際は、「お肉から出てくる脂をフライパンの上で徹底的に落とし切ること」が仕上がりを左右する最大の鍵になります
  • フライパンを火にかける時は油を引かず、弱めの中火で時間をかけてじっくりとお肉を加熱し、湧き出てきた自分の油で全体を包み込むように「揚げ焼き」の状態へ持っていきましょう
  • 時間をかけて内部の余分な脂をしっかり外へ搾り出してあげることで、油壷の嫌な臭みが劇的に軽減されて、外側の皮がガリッと心地いい最高のカリカリ食感に進化しますよ
  • 焼く前にあらかじめお鍋の沸騰したお湯で数分間「下茹で」をして、余分な油分とアクを一度しっかりと茹でこぼしてから調理に移るのも、さっぱり食べられて非常に有効なプロの手法です
  • ぼんじりをカリカリに炒め焼きした後にフライパンの底に残る綺麗な透明の脂は、捨てずに瓶に集めておくと風味豊かな「鶏油(チーユ)」としてチャーハンやラーメンなどの味付けに万能に使えて絶品です
  • 下処理をせずに骨がついたまま焼き上げたぼんじりは、加熱後も真ん中の骨は硬いまま残るので、実際に口に入れて食べる際は喉に引っ掛けないように十分に気をつけて上手に骨だけを出してくださいね
  • ぼんじりというお肉は「鶏肉の大トロ」の別名の通り、100gあたりのカロリーも脂質の量も、他の一般的な鶏もも肉や鶏むね肉と比べて圧倒的に高いハイパワーな部位になります
  • 毎日の美味しいドカ食いや食べ過ぎは、将来的なカロリー過多などの健康リスクをじわじわと高めてしまう可能性もあるので、一度に食べるのは串1〜2本程度にするなど、大人の適量をスマートに守って美味しくヘルシーに楽しんでいきましょうね